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私が小学校の教師をやっていた頃、「話をする時や話を聞く時は、相手の目をしっかり見ましょう」と、
よく子どもたちに言っていました。現在、もっと小さな子どもたちを相手にすることが多くなって、
「小学生と幼児は違うのだなあ」と感じています。
自分の気持ちを表現するのに、小さな子どもほど体全体を使って表現しますよね。 嬉しい時はぴょんぴょん飛び跳ね、恥ずかしい時は体をクネクネさせ、 悔しい時は手足をバタバタさせ…。これが、この時期の子どもたちの表現スタイルなのです。 顔の表情だって、嬉しさや悲しさがけっこうむきだしに、正直に表れますね。 同じことが視線についても言えます。嬉しい時や相手に関心を持った時などは、 無遠慮なぐらい、しっかりと視線が相手に向かいます。 でも、緊張した時やばつが悪い時などは、とたんに視線がはずれやすくなるのです。 大人の場合は自我が発達していますので、自分の気持ちとその表現の間に線を引くことができます。 つまり、落ち込んでいても、周りの状況によってはニッコリと微笑んで見せることもできますし、 相手に怒りを感じていても、平然とした態度をとることもできますね。 でも、小さな子どもの場合は、そんな器用なことはできないのです。 特に、緊張しやすい子ども、恥ずかしがり屋の子どもの場合は、嬉しいにつけ、悲しいにつけ、 目が合わないことが多くなります。こういうタイプの子どもに、無理に、 「目を合わせる」ということを要求し続けていると、心のスイッチを切って、 うつろな目だけを相手に向けるような状態になってしまうことがあります。 しつけとして、「相手の目を見て会話する」ということも大切ですが、 それは、せいぜい小学校に入ってからで十分。それまでは、自然にまかせておいたほうがよいのではないでしょうか。 お母さんの真剣な気持ちを伝えたい時は、「目を合わせる」という視覚を通したコミュニケーションより、 手を握ったり、肩に手を置いたりしながら話したり、 抱っこをして語りかけたりという触覚を通したコミュニケーションを心がける方が、 気持ちが伝わりやすいはずですよ。 ぴっかりさんに、子育ての悩みを相談したい!という方は
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