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子どもが大人へと育っていく過程では、いろいろなことを身につけていく必要があります。
最低限の礼儀や、あいさつなどもそのひとつですね。
相談のお子さんの場合、ごく親しい人に対しては、ちゃんとあいさつができるそうですから、 “あいさつの必要性”は理解できているはず。それにもかかわらず、 ちょっと距離のある人たちに対してあいさつできないということは、しつけの問題ではなく、 気持ちの問題かな。 『相手がこちらに注目をしていると本人が感じる時に、挨拶の言葉が出ないような気がする』ということですから、 恥ずかしがり屋さんなのでしょうね。あいさつだけではなく、 発表会や運動会などでも緊張してしまい、持てる力を十分に発揮できないようなことが多いかもしれません。 緊張しやすいお子さんは、自分に対する自信のなさを抱えていることが多いのです。 だから、「恥ずかしがらずに、ちゃんとあいさつしなさい!」と責められると、 「恥ずかしがり屋の私はダメな子だ」と、ますます自信を失って、萎縮してしまうかもしれませんね。 私の相談室にやってくる子どもたちも、恥ずかしがり屋さんが多いのです。 お母さんの背中に隠れて、あいさつどころか顔も見せてくれない。 ママは私に申し訳ないと思うのか、隠れている子どもを押し出そうとします。 そんな時は、お子さんに「いい所にいるねえ。ママの所が一番安全だからねえ。 そこに隠れていていいよ」と声をかけることにしています。するとお子さんは安心して、 そのうち顔をのぞかせてきたりするのです。「恥ずかしがり屋さんでも可愛いよ!」 というメッセージに安心し、かえって勇気が出てくるのでしょうね。 基本的には、ママがあせらなくても時間が解決してくれますよ。 幼稚園でがんばっているのだから、自然に心が強くなっていくはず。 いつの間にか、恥ずかしがることも減ってきますから。 わが子の成長力を信じて、少し待っていてあげて下さいね。 ただ、お母さんとしては、せっかく親切に声をかけて下さるご近所の方たちに対して、 ちょっと申し訳ない気持ちなのかもしれません。でも、お子さんは恥ずかしがり屋さんであって、 “礼儀知らず”ではないのですから。そこのところは、ちゃんと区別してあげて下さいね。 あいさつをする勇気が出なくて一番残念に思っているのは、他ならぬお子さん自身だと思いますから。 ぴっかりさんに、子育ての悩みを相談したい!という方は
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