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ぴっかりさんのすくすく道場

50.内気な娘にどう接してよいのかわかりません

あめんぼうさんからの相談 2歳10カ月の女の子
気な娘にどう接してよいのかわかりません。 娘は、赤ちゃんの頃はよく泣い て私(母、専業主婦)から一時も離れられないような子でした。 私は一緒にいて精一杯、甘えさせてあげたつもりです。

2歳をすぎてからは、内気ながらもよく会う大人とは言葉をかわすことができるようになり、 「おとなしくていい子」とよく言われます。実際、私と2人でいる間は、娘は“魔の2歳”にもかかわらず、 反抗らしい反抗をしません。

それどころか、「バナナが食べたい」と言わずに「◯◯ちゃんおサル。おサルはバナナが好き」と言ったり、 「ビデオが見たい」と言わずに、ビデオの前でもじもじしていたり、言いたいことも言えないのです。

だから「××したい」「したくない」などとはっきり言ったときはうれしくて、 事情が許す限り希望通りにしてあげます。ところが、1日のうちの1時間ほど (たいてい、夕食後で夫を含め家族3人がそろっている時)は寝転がって、 ひとりでご機嫌な時間があり、歯磨きや風呂を勧めてもケラケラ笑って逃げ続け、 私が怒ろうが、おどけようがおかまいなしで笑っていて、目も合わせてくれません。 トランス状態に入っているかのような不気味さがあります。

私は娘を萎縮させてしまっているのでしょうか?たしかに、 私は性格的にガンコで怒りっぽいところがありますが、 子ども相手にはなるべく正当な理由なしには怒らないようにしているつもりです (正当な理由があれば怒るつもりですが、娘は怒られるようなことはあまりしません)。

しかし、機嫌が悪い時には、娘の相手をするのが辛くて、邪険にしてしまったりすることもあり、 そこからさらに自己嫌悪に陥ることもあります。繊細な娘は、 そのような私のネガティブな心を感じ取っていると思います。 それが原因で、娘は私に主張や反抗ができず、そのストレスをトランス状態で表現しているのではないかと考えたりします。

私自身、自分の主張ができず、母の顔色をうかがっているような子どもで、20代に入ってから問題を起こしたこともあるので、 自分の姿を見るように過剰に反応してしまっているのかもしれません。

健康的に反抗をしない子どもでも問題はないのでしょうか。娘にどうやって接すればいいのか、ヒントを下さい。
ぴっかりさんからのアドバイス
確かに2歳10カ月といえば、そろそろ反抗期を迎えてもおかしくない年齢ですね。 ただ、恥ずかしがり屋さんや、人の気持ちを配慮する子どもの場合、 反抗期の時期がずれることもあるのです。

いくら配慮してあげても、それがその子の個性や成長のペースだとしたら、 育て方だけでは簡単には変えられない面があります。 「そういう人生を歩んでいる子どもなのだ」と考えて、 その子なりの歩みを見守ってあげることも必要ではないでしょうか。

「変えなくちゃ!」と無理をすると、“怒り”が生まれます。 その怒りがママ自身に向かう時、「私の育て方が悪いからだ…」という自己嫌悪になり、子どもに向かうと、 わが子にイライラしてしまうのです。でも本当は、誰も悪くないのです。

ご相談のママは、自己主張できる力を溜めるのに20年以上かかったようですね。でも、 そういう自分の歩みを、自分で認めてあげていいのです。「あきらめずに、 自分を表現する力を蓄え続けたんだね。よくやった!」と、褒めてあげていいのです。

繊細な心を持っている人は、どうしても自己主張が苦手。でもそのぶん、 人の気持ちを考えてあげられる優しさを持っているはず。実際は、欠点よりも、 良い面のほうがうんと大きいはずですから、どうかそのことを忘れないでくださいね。

ただ、本来の優しい性格が、現状では“子どもの気持ちを配慮しすぎる” という苦しい方向に発揮されてしまっている面もあるかも知れません。子育てだって、 “わが子の顔色をうかがう”ことばかりしなくてもいいのです。

肩に力を入れて、「甘えさせてあげよう!」とがんばらなくてもいいのです。 「正当な理由なしには、怒らないようにしよう」と、気をつかい過ぎなくてもいいのです。 もっと気楽に接していいのです。

ママが子どもに気をつかいすぎると、そのことで、子どももいっそうママに気を遣う… という悪循環になりかねません。ママの本来の個性でいいのです。 時には、怒りんぼでもいいのです。ある意味、少し無責任ぐらいのほうが、 子どもと一緒にいることを楽しめますよ。

「おサルさん、バナナ食べまちゅか〜?」と、一緒におサルさんごっこを楽しんでみては? 夕食後のひとときは一緒に寝転んで、「ママもくっつきましゅ〜」といちゃつかせてもらい、 一緒に“トランス状態”を楽しんでみたらどうでしょう?

「この子を何とかしてあげなくっちゃ!」という親としての責任感は、 ちょっと横に置いて、ママも子どもになって、一緒に楽しませてもらっていいのです。 その方が、子どもも気楽になり、かえって自然にパワーが出てくるはずですよ。
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本名は萩原光(はぎはらこう)氏。1956年兵庫県生まれ。早稲田大学卒。13年間の公立小学校教師経験の後、 自宅で子育て相談室(シャローム共育相談室)を開き、多くの親子の立ち直りを支援してきた育児の専門家。 メルマガ『 癒しの子育て・親育ち便り』、 ホームページ『ぴっかりさんの子育て相談室』は、 子育て中のパパ、ママに大人気。現在、日本抱っこ法協会理事。 新刊『しあわせ親子研究所・子育ての悩み、み〜んな解決!』が主婦の友社から絶賛発売中!

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