子どもの健康に関するお悩みに、現役医学博士の小児科医ユンタ先生がお答えします。
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よく鼻がつまります
約1ヶ月半前
3ヶ月と27日の女の子
よく鼻がつまります。寝ていても苦しいのか起きてしまうし、泣き方がひどいのですぐ分かります。 昼間もつまり、その都度、薬局で購入した簡単な吸引道具と綿棒でとっています。するとご機嫌になります。 このころから鼻炎になるのでしょうか。ちなみに、両親ともアレルギー性鼻炎をもっています。
(ゆったん)
乳児早期は、鼻づまりで息苦しくなり、お乳を飲んだり、安眠できなくなることがしばしばあります。 それは、乳児期は体が小さく、空気の通り道である気道も成人に比べて細くなっているからです。 そのため、成人には少量の痰(たん)や鼻水も、乳児では気道の大部分をふさいでしまうのです。
また、鼻の粘膜がはれているときも、息苦しくなるなど同じ症状が出ることがあります。
対策としては主に2つの方法になります。
まずは物理的に綿棒や吸引道具で鼻汁を取ることです。自力で鼻をかめればよいのですが、 乳児の場合は保護者の方が綿棒で掻き出したり、吸引道具で吸ってあげたりする必要があります。 このときに一生懸命やりすぎると、鼻の粘膜を傷つけてしまうことがあるので気をつけてください。
もう1つは鼻を温めることです。鼻の粘膜は冷たい空気に触れると、はれっぽくなります。 そのため鼻を温めることによって、粘膜のはれを軽くすることができます。このときに空気が乾燥していると、 鼻汁なども一緒に乾燥して固くなってしまうので、できれば加湿器などを一緒に用いるようにしてください。 蒸しタオルのようなもので鼻を温めてもよいと思います(やけどをしないように温度には気をつけてください)。 お風呂(沐浴)も湿った暖かい空気を浴びることができるので、 鼻づまりのときは有効だと思います(お風呂に入れるのは全身の状態が良いときにしてください)。
その他には、去痰剤のような飲み薬で鼻汁を柔らかくする方法もあります。 また年長児には点鼻のお薬で鼻の粘膜の充血を抑えるものもありますが、 副作用の点から点鼻薬は乳児にはお勧めできません。いずれにしても、決定的な方法にはならないのが現状です。
年齢(月齢)が進むことによって気道が大きく、太くなり、同じ量の鼻汁でも鼻閉感が減るので、 “成長を待つ”というのも1つの選択だと思います。
今回の場合はまず上記のような方法で対処して、成長を待つようになるかと思います。 また両親がアレルギー性鼻炎のようですが、その場合でも子供が必ずアレルギー性鼻炎になるわけではありません (素因があるのでなりやすいとは思いますが)。
アレルギー性鼻炎は幼児期後半(幼稚園・保育園に通うころ)ぐらいから見かけることが多くなってきました。 その症状はくしゃみ、鼻水、鼻閉です。診断は問診が中心になりますが、場合によっては、 鼻水の中の好酸球を調べたり、血液検査を行います。アレルギー性鼻炎の場合は症状に応じて抗ヒスタミンや、 抗アレルギー剤を服用し、時にはステロイドを鼻内噴霧することもあります。
このような治療は成人よりも小児の方が有効と言われています。今後、 アレルギー性鼻炎になってくるようでしたら耳鼻科またはアレルギーに力を注いでいる小児科で相談して見てください。
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1972年長野県生まれ。1997年某国立大学医学部卒業、2003年に医学博士取得。主な研究テーマは白血病と細胞周期。 現在、地方中央病院の小児科勤務。元来の子供好きで、優しく丁寧な診察がモットー。子供は国の宝を信条として、 自身のサイト『
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』とメルマガ『
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』でも子ども相談室を実施。その丁寧な回答ぶりで好評を得る。忙しい診察・研究のかたわら、2年に1回の沖縄旅行を楽しむ。
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