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症状

憤怒けいれんだと思うのですが、てんかんの疑いもあるようです

お子さんの年齢と性別6歳1ヶ月・男の子
症状の詳細
現在、子供は保育所に通っているのですが、子供の落ち着きがない、じっとしていられない、 周りが見えなくなり暴走する、といった行動があり、最近徐々に改善されてきました。
そんな矢先、保育所の担任の先生との個人面談で、憤怒痙攣(ふんぬけいれん)を一度だけ起こした話をするとその3日後に、 脳波の検査をしてみてはと言われました。てんかんの疑いがあるのでしょうか。病院には行ったほうがよいでしょうか?
(ゆみママ)

ユンタ先生からの回答
憤怒痙攣は全身がけいれんしますが、てんかんの症状にもけいれんが出る場合があります。 てんかんと識別するためには脳波を調べる必要がありますので、 その辺から脳波の話が出たと思われます。「けいれん」と「てんかん」はイコールではありませんので、 識別して考える必要があります。文面の限りでは「てんかん」の可能性は低く、 憤怒痙攣の可能性が高いと思われます。

お子さんは現在6歳で、最終発作から1年以上経過しているので、受診の必要はないと思います。

ただし、じっとしていられない、暴走するなどの行動が日常生活の上で問題になるようでしたら、 憤怒痙攣とは別に一度受診してみるのが良いと思います。改善しており、 日常生活で問題にならないならば受診の必要はなさそうです。

■憤怒痙攣とは


憤怒痙攣は、泣き入りひきつけとも言われます。 これはチアノーゼ型と蒼白型(そうはくがた)とに分けることができ、前者の頻度が高いです。 今回の場合もチアノーゼ型と考えられますので、こちらについて解説します。

■憤怒痙攣が見られる時期は


年齢的には2歳ごろが多く、5歳ごろまでにほぼ見られなくなります。 初回発作は1歳前後が多く、8割以上は5歳までになくなります。

■憤怒痙攣の原因と症状


一般に、憤怒痙攣は恐怖や怒り、興奮などで誘発されます。 興奮などの際に激しく泣いて呼吸を止めてしまいます。するとチアノーゼ(低酸素の状態)が出ます。 これが進むと意識の消失や脱力、さらにはけいれんの症状が出現します。また、発作の持続時間は通常1分以内です。

■その後の経過


憤怒痙攣は、「けいれん」という名前がついていますが、上記のようにてんかんとは異なるものです。 憤怒痙攣は1回だけでなく、何度も起こす場合があります。そのような時は、 鑑別のために頭部のCTやMRI、血液の検査や脳波の検査を行うことがあります。

成長するに従って発作は起きなくなり、発達に影響を与えるものではありません。 そして日常生活に特別な制約はありません。また憤怒痙攣を起こすお子さんには、 要求が多い、頑固、自己制御がうまく出来ないなどの傾向があるので、 過干渉や甘やかせ過ぎないなどの注意が必要になります。
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1972年長野県生まれ。1997年某国立大学医学部卒業、2003年に医学博士取得。主な研究テーマは白血病と細胞周期。 現在、地方中央病院の小児科勤務。元来の子供好きで、優しく丁寧な診察がモットー。子供は国の宝を信条として、 自身のサイト『 子供健康Q&A』とメルマガ『現役医学博士の小児科医が貴方のファミリードクター』でも子ども相談室を実施。その丁寧な回答ぶりで好評を得る。忙しい診察・研究のかたわら、2年に1回の沖縄旅行を楽しむ。

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