子どもの健康に関するお悩みに、現役医学博士の小児科医ユンタ先生がお答えします。
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症状

よだれが止まりません

症状が見られるようになった時期1歳頃から
お子さんの年齢と性別2歳8ヶ月・男の子
症状の詳細
赤ちゃんの時期から今に至るまで、よだれが止まらないのですが、 何か病気なのでしょうか?それとも、ある程度年齢が進むと自然と治ってくるものでしょうか? 一度、病院で診てもらったほうがいいかと思っています。その場合、専門的な病院はどこなのでしょうか? よろしくお願いいたします。
(みやび さん)

ユンタ先生からの回答
よだれは通常、小学校に入学するころまでには自然に出なくなってきます。口の中の病気などがなければ、 そのまま経過を見ていてよいと思われます。

■よだれはどこから


よだれは唾液が口からあふれて(漏れて)きたものです。その唾液は、頭部にある唾液腺から分泌されます。 おたふくかぜの時に腫れる耳下腺(じかせん)もこの唾液腺に含まれます。そしてここから分泌される唾液は、 成人では1日800〜1,000mlといわれています。ちょっと想像してみてください。500mlのペットボトル2本分ですよ。 意外と多いとお感じになったのではないでしょうか。

■子供の唾液


小児でも基本的なところは成人と変わりません。唾液は乳児期から分泌が増加してきます。 食べ物による嗅覚、味覚の刺激や咀嚼(そしゃく)によって唾液の分泌量は増加します。 そのため、乳児期から増加してきた唾液は、幼児期ごろにかけて分泌量が増えます。 また、歯が生えてくる刺激によっても唾液の分泌量が増加します。

■唾液がよだれになるのは


唾液は常に口の中にあります。これを意識的、無意識的に飲み込んでいるため、よだれとはなりません。 意識的に唾液を飲み込まないと、すぐに口の中が唾液であふれます。 分泌量が多かったり、唾液を飲み込まなかったりした時によだれになります。成長するに従って、 唾液の分泌量と飲み込む量が調整されていき、多くの場合は小学生になる前に、よだれは出なくなります。

■病気があるとしたら


喉が痛い、口が痛い、などの症状があるときは、飲み込むという行為自体を嫌がります。 また扁桃腺が大きい時もよだれが多いようです。また、虫歯や噛み合わせに問題があるときもよだれが出ます。 2歳という年齢では、よだれが出ていても異常ではないと考えられますが、よだれの量が増えた、 食べ物などを飲み込むことを嫌がるなどがあれば、受診してみるとよいと思います。 原因によって変わってきますが、小児科、耳鼻科、歯科口腔外科が受診する科に該当します。 こちらの中から、受診しやすいところにまず行くのがよいと思われます。
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1972年長野県生まれ。1997年某国立大学医学部卒業、2003年に医学博士取得。主な研究テーマは白血病と細胞周期。 現在、地方中央病院の小児科勤務。元来の子供好きで、優しく丁寧な診察がモットー。子供は国の宝を信条として、 自身のサイト『 子供健康Q&A』とメルマガ『現役医学博士の小児科医が貴方のファミリードクター』でも子ども相談室を実施。その丁寧な回答ぶりで好評を得る。忙しい診察・研究のかたわら、2年に1回の沖縄旅行を楽しむ。

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