子どもの健康に関するお悩みに、現役医学博士の小児科医ユンタ先生がお答えします。
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子どもの健康をアドバイス 小児科医ユンタ先生のすこやかカルテ 今すぐ病院へ連れていくほどではないけれど、わが子の健康面で気になることはありませんか?全国のママ、パパから寄せられたお悩みに小児科医ユンタ先生が答えます。
症状

自慰行為をしているようです

症状が見られるようになった時期3、4歳くらいから
お子さんの年齢と性別8歳2ヶ月の女の子
症状の詳細
どこに相談すれば良いのかわからずに悩んでいるのですが、8歳の娘が小さい頃からいわゆる自慰をしています。 小さい頃は、そのうち治るだろうと見て見ぬ振りをしていましたが、最近では、隠れて自分のベッドでしたり、 2階に上がり、股にクッションをはさんで顔を真っ赤にしながら自慰行為をしています。これはどうすれば治るのでしょうか。 「変なことしていない?」と最近ではさすがに怒ってしまいますが、毎日一度は必ず自慰行為をしています。 どうしたらいいのか悩みます。
(悩めるママ さん)

ユンタ先生からの回答
学童期の女児の場合、自慰は通常の性行動です。強く叱ったりとがめたりして、 罪悪感を与えないようにしてください。また、興味の対象が他の物に移ると自慰行動が出なくなることもあります。

■自慰はいつからあるの


生後数ヶ月から自慰行為が見られることがあります。多くの場合、3歳から5歳ごろの間に自然に消失してしまいます。 また、学童期以降の場合の自慰は自然な性行動の範囲と考えられます。

■子どもの自慰


乳幼児の時は足を交差させて大腿に力を入れたり、体全体を固くするような動きをしたりします。 また、顔が紅潮したり呼吸が荒くなったりすることがあり、中には全身性の痙攣(けいれん)に似た動きになることもあります。 痙攣と間違われることがありますが、意識をなくすことはなく、呼びかけると反応します。

■きっかけはあるの?


外陰部のかゆみや炎症などが、自慰のきっかけになることがあります。 また、ストレスを感じているときや退屈なときに行う傾向があります。

■日常生活で気を付けること


陰部に発疹や傷など、皮膚に異常がないかに気をつけてください。 また、お子さんの周囲の人間と性的な行為がないことを確認してください。 これは性行為だけでなく、体に触ったり物を使った行為、ということも含みます。 このような問題がなければ自慰自体には特別な治療は必要ありません。

■家庭での対処法


乳児の場合は、寝かせる姿勢や向きを変えることで自慰行為が起こらなくなることがあります。
幼児の場合は、運動や趣味的なこと、習い事などに興味を向けたり、親子の接する時間を多く取ることで、 自然に自慰が消失することが多いです。
学童以降も基本的には幼児と同じ接し方になりますが、この年齢では自慰自体は自然な行為です。 そのため、強く叱ったりして性に対する罪悪感や強いタブー感を植えつけないように気をつけてください。 可能ならば、性に関してお子さんに少しお話をしてあげられると良いですね。 そのときは、自慰は人前でしないように言ってあげて下さいね。
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1972年長野県生まれ。1997年某国立大学医学部卒業、2003年に医学博士取得。主な研究テーマは白血病と細胞周期。 現在、地方中央病院の小児科勤務。元来の子供好きで、優しく丁寧な診察がモットー。子供は国の宝を信条として、 自身のサイト『 子供健康Q&A』とメルマガ『現役医学博士の小児科医が貴方のファミリードクター』でも子ども相談室を実施。その丁寧な回答ぶりで好評を得る。忙しい診察・研究のかたわら、2年に1回の沖縄旅行を楽しむ。

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