子どもの健康に関するお悩みに、現役医学博士の小児科医ユンタ先生がお答えします。
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子どもの健康をアドバイス 小児科医ユンタ先生のすこやかカルテ 今すぐ病院へ連れていくほどではないけれど、わが子の健康面で気になることはありませんか?全国のママ、パパから寄せられたお悩みに小児科医ユンタ先生が答えます。
症状

鼻づまりが治りません。蓄膿症が遺伝したのでしょうか?

症状が見られるようになった時期2歳ごろから
お子さんの年齢と性別4歳3ヶ月・女の子
症状の詳細
2歳頃に一度風邪を引いたときに、大したことがなかったのですが、処方してもらった風邪薬を服用しました。しかし何日経っても鼻づまりだけ治らなくなりました。小児科医にも行って、加湿器やお風呂場でたっぷり蒸気を吸わせれば大丈夫とのアドバイスをもらいやってみましたが、何をやってもずっと鼻をすすってばかりいます。しかもずっと鼻声です。両親ともに蓄膿症のため遺伝したのではないかと思っています。どうすればよいでしょうか?
(コブラ さん)

ユンタ先生からの回答
副鼻腔炎(ふくびくうえん・いわゆる蓄膿症)、またはアレルギー性鼻炎ではないかと思います。原因はアレルギーもしくは感染によるものでしょう。どちらの場合でも、比較的長期間の内服が必要になることがあります。感染の場合は、家族内で感染のキャッチボールをしてしまうことがあります。両親ともに同じ症状でしたら一緒に受診することをお勧めします。

■副鼻腔炎の症状と対策


副鼻腔炎の症状としては、鼻の奥が腫れて鼻づまりのようになったり、鼻汁が出ます。また、アデノイド(喉の裏)や扁桃(喉の左右)が肥大して、鼻づまりの症状を増強することもあります。さらに、アレルギーを合併することもあります。治療前検査として、まずは比較的簡単な鼻汁検査で、アレルギー性がメインなのか感染型がメインなのかを見極めます。前者の場合は抗アレルギー剤が、後者の場合は抗生剤が投与されることがあります。

■アレルギー鼻炎の症状と対策


副鼻腔炎と同様に鼻汁や鼻づまりを主な症状とします。原因となる物質、例えば、スギ花粉やペットの毛などに接触したり吸入してしまったりすることで症状が出ます。原因になるものが分かるようならば、可能な限り接触しないようにしましょう。治療の基本は抗アレルギー剤の内服や点鼻薬の使用などになります。

■症状が見られたら


お子さんがどのような状態になっているか確認することが第一歩だと思います。その後、先に挙げたような鼻汁検査や、場合によってはレントゲン、内視鏡などで確認することをお勧めします。この場合は耳鼻科を受診することをお勧めします。また、感染型の副鼻腔炎の場合は兄弟・親子で感染を交互に繰り返してしまうことがあります。思い当たるようでしたら合わせて受診することをお勧めします。
家庭では原因になるようなものがないか、ペットや植物はどうかといったことや、またダニやホコリなども少ないほうがいいのでその点にも注意を払うことが必要です。
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1972年長野県生まれ。1997年某国立大学医学部卒業、2003年に医学博士取得。主な研究テーマは白血病と細胞周期。 現在、地方中央病院の小児科勤務。元来の子供好きで、優しく丁寧な診察がモットー。子供は国の宝を信条として、 自身のサイト『 子供健康Q&A』とメルマガ『現役医学博士の小児科医が貴方のファミリードクター』でも子ども相談室を実施。その丁寧な回答ぶりで好評を得る。忙しい診察・研究のかたわら、2年に1回の沖縄旅行を楽しむ。

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