子どもの健康に関するお悩みに、現役医学博士の小児科医ユンタ先生がお答えします。
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症状

授乳中の食生活によって、赤ちゃんにどんな影響がありますか?

症状が見られるようになった時期1ヶ月過ぎから
お子さんの年齢と性別0歳1ヶ月・男の子
症状の詳細
こんにちは。今のところ母乳でがんばっている新米母です。症状が何かあるというわけではなく、気になっていることをお伺いします。母乳だと母親の食生活がそのまま反映されてくると思います。パンやお菓子は湿疹の原因だとか色々耳にしますが、やはりそうなのでしょうか。私は食事の量もさることながら、甘いものがなかなか止められず困っています。子どもが糖尿病等になるおそれはあるのでしょうか。また、親の食生活の影響でかかりやすい病気などありましたら教えてください。
(チェイムー さん)

ユンタ先生からの回答
母親の食事と、アレルギーの発症や糖尿病との関連は不明な点が多いのが実情です。母親が卵や牛乳などの除去を行っても、アレルギーの発症には関与しないようです。
母親の食生活と母乳は関連がなくても、お子さんが食事を取るようになってくると、母親の食事の好みの影響を受けます。今は影響がないと思いますが、お子さんが大きくなってきたら肥満などに気を付けて下さい。

■母乳とアレルギー症状


母乳栄養の場合と人工栄養の場合で、喘息症状の出現頻度に影響するか調べたものがありますが、今のところ結論が出ていません。と言いますのは、観察期間や母親のアレルギーの有無などによって評価が分かれてしまい、因果関係を明確に規定できないためです。また、母乳栄養と人工栄養でアトピー性皮膚炎と喘息を合わせて調べたものもありますが、母乳はアトピーの頻度が多く、喘息が少ないという報告がありました。

■母親の食事とアレルギー


母親が卵や牛乳、魚などを除去したときの研究もあります。この場合は、1歳まではお子さんに食物アレルギーなどが発生する率は低いのですが、1歳半やそれ以降では、母親が食物除去を行っても、お子さんのアレルギー発症の率には影響を与えないようです。除去してもしなくてもお子さんのアレルギーの発症率は差がないということです。予防という観点では、母親の除去食は不要と考えてよいでしょう。

■母乳と肥満


3歳半の健診、5〜6歳の健診で、母乳栄養のお子さんは肥満の頻度が低いという報告もあります。しかし、母乳と肥満にどの程度関連があるのかはまだよく分かっていません。肥満に関しては母乳かどうかよりも、その後の食生活の影響が強いようです。ちなみに母親が甘いものが好きだからといって、その母乳を飲むことで糖尿病になることはないと思います。成人の糖尿病の場合は、日常の食生活や生活習慣の関与が大きいです。また小児に多いタイプの糖尿病は、自己免疫などが関係していると言われています。

■まとめ


生後1ヶ月での湿疹ならば、乳児湿疹の可能性が高いかと思われます。まずはお子さんをよく洗うこと、そして保湿などのケアをしてあげることだと思います。また、母親の食生活による、母乳とお子さんのアレルギーやその他の疾患との関係は、不明な点が多いです。また糖尿病などになりやすいということはありません。しかし、普通に食事をとるようになってからは、間食が多かったり甘いものを好んで多くとったりすると、いわゆる生活習慣病の予備軍になってしまいますのでバランスの取れた食事を心がけるようにしてください。
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1972年長野県生まれ。1997年某国立大学医学部卒業、2003年に医学博士取得。主な研究テーマは白血病と細胞周期。 現在、地方中央病院の小児科勤務。元来の子供好きで、優しく丁寧な診察がモットー。子供は国の宝を信条として、 自身のサイト『 子供健康Q&A』とメルマガ『現役医学博士の小児科医が貴方のファミリードクター』でも子ども相談室を実施。その丁寧な回答ぶりで好評を得る。忙しい診察・研究のかたわら、2年に1回の沖縄旅行を楽しむ。

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