子どもの健康に関するお悩みに、現役医学博士の小児科医ユンタ先生がお答えします。
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症状

子どもがめまいを訴えるようになりました

症状が見られるようになった時期半年ほど前から。
1ヶ月に1回ぐらい
お子さんの年齢と性別4歳7ヶ月・男の子
症状の詳細
半年ほど前に幼稚園で、「幼稚園が揺れている」「回っている」と言い、その後2〜3回同じようなことがありました。一度は、給食が一口も食べられなくて、立つこともできなかったようです。家でも2〜3回ありました。小児科で血液検査、耳鼻科にも連れて行ったのですが、異常はみられませんでした。子どものめまいはあまり聞いたことがないので心配です。
(あさちゃん さん)

ユンタ先生からの回答
小児ではめまいは比較的まれな訴えです。すでに小児科と耳鼻科を受診されて異常なしとのことですので、経過観察でよいと思いますが、さらにめまいが続いたり回数が増えたりするようならば、CTやMRIなどの画像検索を行う必要があると思います。その際はかかりつけの病院で相談するようにしてください。

■めまいの種類


めまいには大きくわけて、ぐるぐる回るように感じるものと、体が揺れたり浮いたりするように感じるものとに分けることができます。また、立ち上がったときに目の前が暗くなったり、吐き気をもよおす立ちくらみもめまいの一種と考えられます。

■めまいの原因


めまいの原因はさまざまです。中耳炎や内耳炎などの耳鼻科的な疾患、腫瘍やてんかん、脳炎などの中枢神経系の疾患、貧血などの血液疾患、起立性調節障害などの自律神経系の疾患、その他にも低血糖など多くの疾患でめまいを来たすことがあります。原因を特定するためには、これらの疾患を鑑別していく必要があるのですが、日常での状態を観察することと、病院での検査の総合判断が必要になってきます。

■観察のポイントは


まず、日常での状態を観察する際のポイントです。めまいのパターンはどうなのか。これは回るような感じなのか、体が浮くような感じなのか、それとも目の前が暗くなるような感じになるかなどです。またどのような状況でめまいが起きたかも気をつけて見てあげてください。立ち上がったときになったとか、頭の向きはどうだったかなどということです。また持続期間や耳鳴りの有無、目が細かく左右に揺れるなどの症状があったかも観察してください。また日常生活で歩行や会話はスムーズか、転びやすいなどの症状はないか、なども注意してください。

■検査はどんなことをするの


次に病院での検査についてです。血液検査で貧血の有無や血糖の検査、そのほか全身状態を見ます。耳鼻科では中耳に異常はないかを見ます。症状が続く場合はCTやMRIなどの画像検索を行う必要があります。場合によっては脳波も必要になります。今回のように、すでに小児科、耳鼻科を受診して異常がなく、それでも症状が続く場合は画像検索も必要と思われます。治療はめまいの原因によって変わってきますので、主治医と相談してください。
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1972年長野県生まれ。1997年某国立大学医学部卒業、2003年に医学博士取得。主な研究テーマは白血病と細胞周期。 現在、地方中央病院の小児科勤務。元来の子供好きで、優しく丁寧な診察がモットー。子供は国の宝を信条として、 自身のサイト『 子供健康Q&A』とメルマガ『現役医学博士の小児科医が貴方のファミリードクター』でも子ども相談室を実施。その丁寧な回答ぶりで好評を得る。忙しい診察・研究のかたわら、2年に1回の沖縄旅行を楽しむ。

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