これは頬の発疹と思われます。形や性状などから貨幣状湿疹、白色粃糠疹(はくしょくひこうしん。別名「はたけ」)が疑われます。しかし、これらの症状に一致しない部分もあります。真菌感染やその他の病気の場合も考えられるので、皮膚科を受診することをお勧めします。
■貨幣状湿疹とは
貨幣状湿疹の可能性は低いと思いますが、「10円玉くらい」という部分は当てはまります。コインのような円形の湿疹が特徴的です。しかし、この湿疹ができやすい場所は手足やお尻、肩などです。痒みを伴うことが多く、また慢性化すると盛り上がったような感じになります。そして掻き破って二次的に感染を起こすこともあります。原因ははっきりしていませんが、ステロイドなどで痒みを抑えるとともに湿疹部位のバリアを作ることで治療します。
■白色粃糠疹とは
主に小児に発症し円形や楕円形で脱色素傾向になります。主に顔面や首、胸などにできます。痒みはないか、あっても軽度です。表面はわずかに隆起したり、かさついたりします。原因は不明です。軽い湿疹と診断されることもありますが、真菌感染の可能性もあります。通常は数ヶ月程度で改善するので、今回のように、半年経過しているという点が合致しませんが、可能性は高いと思われます。
■真菌感染
貨幣状湿疹、白色粃糠疹の原因は不明なのですが、真菌感染(いわゆるカビです)の場合、これらと似た症状になることがあります。今回の場合、症状などから可能性は低いと思います。真菌感染と確定するためには、湿疹の一部を検査することで可能です。
■まとめ
今回は皮膚科を一度受診することをお勧めします。先に挙げた白色粃糠疹の可能性が高そうです。自然治癒も期待できますが、半年間と期間が長いので、ステロイドなどの軟膏が必要になる場合も考えられます。一度、診てもらったほうが安全だと思います。
皮膚疾患では、掻いてしまうとほとんど全ての場合悪化します。また、乾燥も悪化の原因になることが多いです。結局、皮膚に刺激を与えると良くないのですね。今は症状がほとんどないようですが、むしろ今のうちに受診するようにしてください。