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症状

こだわりが強く、自閉症では…と不安です

症状が見られるようになった時期言葉の発達と共に気になるように
お子さんの年齢と性別3歳5ヶ月・男の子
症状の詳細
同じ文章を何十回も繰り返し言います。こちらも同じように言い返すと気が済むようで「うん」と言って終わりますが、そうするまでは全く他の会話ができず、何を聞いても同じことしか言いません。また、こだわりが強くてたとえばカレーライスをよそう時は右にご飯、左にルーじゃないとダメみたいです。ピッチリ真っ二つに、左右間違いなく盛り付けていないと泣きわめき、どんなに言い聞かせてもまったく手をつけません。インターネットで調べると似たような症状が自閉症の項目で出てきたので、気になっています。
(ゆうちゃま さん)

ユンタ先生からの回答

こだわりや儀式的な行動は自閉症で見られる症状のひとつです。しかし自閉症かどうかはそれだけで決まるものではありません。コミュニケーションや意思の伝達、そのほかの発達などとあわせて考える必要があります。自閉症の可能性はありますが、その評価をするためにはやはり受診が必要です。

■自閉症とは

言語や非言語を用いたコミュニケーション、社会的相互性の障害があり、またいわゆる“こだわり行動”を主な特徴とします。このようなものを『質的な障害』と表現します。
頻度としては10万人あたり10〜20人(報告によって多少のばらつきはあるようですが)程度で、女の子に比べて男の子の方が多いです。原因は脳の障害と考えられていますが、不明な点が多く残っています。両親の育て方と自閉症の有無は関係ないようです。つまり、育て方次第で自閉症になるわけではない、ということです。

■自閉症の主な症状

対人的な面では、視線が合わない、年齢相当の仲間を作れない、楽しみを分かち合うこと(たとえばおもちゃなどを見せ合ったりする)ができない、などです。
コミュニケーション面では言葉の遅れや欠如(話さない)、会話の開始や継続が困難、言葉の反復・独特な言語を使用する、物まね遊びやごっこ遊びができない、などです。
1つあるいはいくつかの物に興味が限られ、たとえば飛行機に関して異常に興味を持ち、詳しかったりします。特定の習慣や儀式的行動への強いこだわりが見られます。また反復的な、奇をてらうような動き(手を曲げたり体をひねったり)を見せることがあります。
自閉症の場合、以上のような症状が見られます。多くに当てはまる場合は自閉症の可能性を考える必要があります。
また、通常の発達は簡単な課題のクリアから始まって、だんだん難しい課題ができるようになります。しかし、自閉症の場合はこのステップを踏まず、簡単なことができないで高度なことができてしまうという発達の歪みが出てきます。

■3歳での発達

遠城寺式の『乳幼児発達検査』の指標というものがあります。3歳4ヶ月での発達の一部を紹介します。
3歳〜3歳4ヶ月では靴を履き、上着を自分で脱ぎ、顔を洗うようになります。また対人関係では年下の子の世話を焼きたがったり、ままごと遊びをしたり、何かをするときに許可を求めるようになったりします。
言語に関しては2語文の復唱(「白い雪」など)ができ、同年齢の子と会話ができるようになります。そして長短、色(赤、青、黄、緑)、高低がわかるようになります。

■今回の場合

言葉やカレーライスの時の行動などは自閉症を思わせる行動です。この情報だけで自閉症と診断することは困難ですが、発達の評価を行い、診断を確定することが必要です。時間の経過によって情報が増え、診断が確定する場合もあります。
自閉症かそうでないのかでお子さんに対する関わり方を変えていく必要がありますので、これらのことも含めて一度受診することをお勧めします。小児の神経や精神を扱っている病院が良いのですが、まずはかかりつけの病院で相談し、そこから紹介してもらっても良いかも知れません。

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1972年長野県生まれ。1997年某国立大学医学部卒業、2003年に医学博士取得。主な研究テーマは白血病と細胞周期。 現在、地方中央病院の小児科勤務。元来の子供好きで、優しく丁寧な診察がモットー。子供は国の宝を信条として、 自身のサイト『 子供健康Q&A』とメルマガ『現役医学博士の小児科医が貴方のファミリードクター』でも子ども相談室を実施。その丁寧な回答ぶりで好評を得る。忙しい診察・研究のかたわら、2年に1回の沖縄旅行を楽しむ。

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