今回は言葉の発達です。言葉をひっくり返して言うことがあっても、そのほかの発達が年齢相当ならばそのまま様子を見ていて良いと思います。
■言葉の発達
通常、1歳ごろに単語を口にするようになり、2歳で2語文、3歳で3語文を言えるようになってきます。また、しっかりと単語が出てくる以前の時期(1歳未満)でも「バイバイ」「ちょうだい」などの意味を理解するようになってきます。
2歳では、絵本に出てくる猫や犬を「ニャンニャン」とか「ワンワン」といったような赤ちゃん言葉で指摘することができるようになってきます。この時点では発音は不明瞭なことがあります。2歳ごろになると「ワンワン来た」のような2語文が言えるようになり、2歳半くらいになると自分の名前が言えるようになってきます。同時に言語理解も進み、体の部分(鼻、口、耳、手、足、腹)を示せるようになります。
■2歳児の言語以外の発達
2歳での大きな動きでは階段を登り、ボールを蹴り、両足でぴょんと飛ぶようになってきます。手の動きではペンを持たせるとぐるぐると円を描き、積み木を横に並べ、手すりなどにぶら下がるようになってきます。社会性も出てきて友達と手をつないだり、親から少し離れて遊べるようになったりします。また排尿を教えるようにもなります。
■今回の場合
上述のような発達段階をクリアしているようでしたら、大きな問題はないと考えて良いと思います。言葉をひっくりかえすことの原因としては、次の2つが考えられます。
1つは発音しにくいことです。お子さんにとって発音しやすい単語、しにくい単語があります。難しい単語は幼児期にうまく言えず間違ったまま、ということがあります。私自身も“とうもろこし”を「とんもろこし」、人の名前では“米山(よねやま)さん”を「よねまやさん」と発音していました。もちろん今ではちゃんと発音できますが。
もう1つは、注目を浴びることが楽しい、ということです。お子さんは親御さんの注目を常に浴びたいと思っています。はじめは単にうまく言えなかっただけの単語でも、ひっくり返して発音することで周囲が注目してくれて構ってくれると楽しくなり、繰り返し使うようになります。弟や妹が生まれたときに上のお子さんが赤ちゃん返りすることも、親の注目を集める方法の1つです(無意識でやっていることが多いと思いますが)。
いずれにしても時間が経つにつれて解決するものと思われます。神経質にならないように見守ってあげてください。