“思いやり”を育む絵本はありますか？ - 新米ママパパのえほんさがし

vol.023「“思いやり”を育む絵本はありますか？」

我が家の息子（５歳と７歳）はとってもやんちゃで、毎日手を焼いています。（＾＾；　男の子なので、元気いっぱいなのはとてもいいことですが、下の子は、たまにお友だちをたたいてしまったり、ちょっと気性の激しいところもあります。「心の教育」になるような、人を思いやる気持ちを育む絵本を探しています。（青い鳥・５歳、７歳男の子）

ふたりはともだち
ちいさなくれよん
ふゆじたくのおみせ
花さき山

ほのぼのした絵で“思いやり”を説いています: ふたりはともだち

「がまくんとかえるくん」シリーズの『ふたりはともだち』はおすすめです。うちの子は３歳ですが、気に入って何度も読んでいます。かえるくんとがまがえるくんの、お互いを思いやるエピソードはすばらしいです。私はその中の「おてがみ」のお話が特に好き。手紙をもらうことなく、落ち込んでいるがまくんに、かえるくんは「しんあいなるがまがえるくん…」とお手紙を書きます。２人は幸せな気持ちで届くのを待っているのです。イラストも過剰ではなく、挿絵程度に抑えられていますが、とても愛嬌のある可愛らしいほのぼのとした絵で飽きません。小学校の教科書などにも採用されています。大人の絵本としてもおすすめです。（masa・３歳男の子）

作：アーノルド・ローベル
絵：アーノルド・ローベル
訳：三木卓
出版社：文化出版局
本体価格：￥854
対象年齢：５～６歳

＜あらすじ＞: 仲よしのがまくんとかえるくんを主人公にしたユーモラスな友情物語を５編収録。読みきかせにもふさわしいローベルの傑作です。小学校の教科書に採用されています。; 絵本ナビShop で購入

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クレヨンの姿に感動！: ちいさなくれよん

折れて小さくなり、捨てられた黄色いクレヨンが、「ぼくまだ役にたてますよ」と旅に出て、いろいろなものをきれいにぬってあげるお話です。他人を思いやる献身的なクレヨンの姿が感動的です。モノを大事にする気持ちも身に付きます。（せっちゃん・４歳男の子、１歳女の子）

作：篠塚かをり
絵：安井淡
出版社：金の星社
本体価格：￥1,100

＜あらすじ＞: 折れて短くなった黄色いクレヨンのおはなし。クレヨンはくずかごに捨てられてしまいますが、自分がまだまだ役に立つことを信じてくずかごを抜け出し、外の世界へ出て行きます。子供たちに使われなくなったくつやおもちゃと出会い、クレヨンは自分の身を削って彼らをきれいな黄色に塗ってあげます。そしてクレヨンは消えそうなおほしさまを塗ってあげようと、夜空へ飛んでいくのでした。; 絵本ナビShop で購入

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絵本のまねごとから学んだ“思いやり”: ふゆじたくのおみせ

ちょうど今の季節、秋から冬にかけて読んであげたい１冊です。ある日「はい！ママにプレゼント」と、折り紙でできた箱をもらいました。いつの間に、こんな上手に折り紙ができるようになったんだろう？と思っていたら、公園で拾ったどんぐりと交換に、幼稚園の先生からもらったそうです。突然のプレゼントにびっくりした私を見て、息子はちょっと得意げでした。こんな絵本のまねごとから、思いやりという気持ちを学んでくれたらいいなと思っています。（スキップ♪・３歳男の子）

作：ふくざわゆみこ
絵：ふくざわゆみこ
出版社：福音館書店
本体価格：￥1,200
対象年齢：４歳から

＜あらすじ＞: クマさんとヤマネくんは贈り物をしようと、ふゆじたくのおみせへ買い物に行くのですが…ふたりの心あたたまる交流をえがいた一冊。贈り物をするときの相手への思いが、ページをめくるたびにひしひしと伝わってきます。; 絵本ナビShop で購入

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親の私が反省させられた絵本: 花さき山

絵があまり好きではなくて読んだことはなかったのですが、幼稚園の読み聞かせ会で、他のお母さんがこの絵本を読むのを聞いて、そのすばらしい内容に感動しました。さっそく図書館で借りてきて、息子に読んであげました。妹が生まれてから、わざと手のかかるようなことをして私を困らせていたお兄ちゃんだけど、きっといろんなことを我慢させていたんだね…。そう思いながら読みました。がんばっているお兄ちゃんを、ちゃんと認めてあげようと反省しました。（おが・１歳女の子、４歳男の子）