vol.026「命の大切さを教えてくれる絵本を読んであげたいです」
つい先日、家で飼っていた猫が病気で亡くなってしまいました。5歳の息子は、まだ「死」というものがよくわかっていません。「ルルちゃん(猫の名前)、死んじゃったの?死んじゃったらどうなっちゃうの?」と聞いてきます。人や動物には命というものがあって、いつかは天国に行くものなんだと話してあげていますが、命の大切さや死について、教えてあげられるような絵本があったら教えてください。 (うみねこ・5歳男の子)
- 何度読んでも号泣します
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いつでも会える
この絵本は、ペットの子犬が死んでしまうのではなくて、飼い主の女の子が死んでしまうお話なんです。何度読んでも、号泣してしまいます。命について、死について教えてくれる絵本だと思います。(ぐりこ・7歳女の子)
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- 作:菊田 まりこ/絵:菊田 まりこ
- 出版社:学研
- 本体価格:¥950
- <あらすじ>
- 大好きな飼い主を突然亡くした犬のシロの心の移ろいが淡々と描かれる。小さく無邪気なシロが大きな悲しみを懸命に乗り越えようとする姿が胸を打つ感動の絵本。
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- 残してくれた「おくりもの」とは
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わすれられないおくりもの
いつもみんなに頼りにされていたアナグマさんが死んでしまったときのお話です。アナグマさんは、みんなに「おくりもの」をしました。死んで体がなくなっても、心は残ること、悲しみは消えることを教えてくれたのです。ルルちゃんも、きっとたくさんの「おくりもの」を息子さんにおくってくれたことと思います。(ひろまま・8歳女・4歳女・2歳男)
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- 作:スーザン・バーレイ/絵:スーザン・バーレイ
- 訳:小川 仁央
- 出版社:評論社
- 本体価格:¥1,000
- <あらすじ>
- 賢くて何でも知っているアナグマは、いつもみんなから頼りにされ慕われていました。でも、秋の終わり、年取ったアナグマは自分の死を悟ります。そして、ある夜、長いトンネルを浮き上がるように走る夢を見ながら死にました。「長いトンネルのむこうに行くよ、さようなら アナグマより」という手紙を残して――。
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- 命の大切さを教えてくれます
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ずーっとずっとだいすきだよ
我が家にもペットの犬がいます。いつか訪れる「死」。それを受け止めるのは大人でも辛いです。いつも一緒にいると気がつかないけれど、今こうして家族やペットと一緒に生きている時間は大切なんだと心から思えました。「だいすきだよ」と言ってもらえたエルフィーは、きっと幸せな一生だったんじゃないかなぁ。(ハル・6歳女の子)
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- 作:ハンス・ウィルヘルム/絵:ハンス・ウィルヘルム
- 訳:久山 太市
- 出版社:評論社
- 本体価格:¥1,000
- <あらすじ>
- 犬のエルフィーと男の子は大の仲良し。一緒に大きくなりました。でもエルフィーは犬だから、男の子よりもずっとはやく大きくなりました。そしてだんだんと老いて、太っていきました。男の子は寝る前には必ず、「エルフィー、ずーっと、だいすきだよ」と言ってあげたのでした。男の子の家族もエルフィーのことを大好きでしたが、誰もそれを口に出しては言いませんでした。ある朝、目を覚ますと――
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- 思い出が悲しみから救ってくれる
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おじいちゃんわすれないよ
5歳のお子さんにはまだ早いかもしれませんが、小学生くらいになったらぜひ読んであげてほしいです。主人公の男の子は、おじいちゃんに愛されていたという素敵な思い出があるから、きっと幸せなんだと思います。大切な人が死んで、残された者は本当に悲しいけれど、一緒に生活していたときの思い出が、そんな悲しみから救ってくれるんでしょうね。死んでしまったルルちゃんにはもう会えないけど、残してくれたものがあるんだということが、うみねこさんの息子さんにも伝わるといいですね。(piko33・8歳、10歳女の子)
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- 作:ベッテ・ウェステラ/絵:ハルメン・ファン・ストラーテン
- 訳:野坂 悦子
- 出版社:金の星社
- 本体価格:¥1,300
- <あらすじ>
- 大好きなおじいちゃんの死に直面した少年の、揺れる心情を描いたオランダの絵本!おじいちゃんはヨーストとの約束を忘れないように、いつもハンカチに結び目を作っていた。おじいちゃんが死に、ヨーストもまた結び目を作る。おじいちゃんを忘れないために。
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