“素敵なお母さんだな”と思った絵本を教えてください - 新米ママパパのえほんさがし

vol.036「“素敵なお母さんだな”と思った絵本を教えてください」

いろんな絵本を読んだ中でも、娘は『きょうはなんのひ？』に出てくる、まみこちゃんのお母さんが大好きです。まみこちゃんのお遊びに付き合ってくれるところがいいんだとか。「忙しいからあとで！」なんて、つい言ってしまう私とは正反対…。子どもの言うことにきちんと耳を傾けないといけないなと反省しました。みなさんが素敵だと思うお母さんは、どの絵本のお母さんですか？（すももも・７歳女の子）

ぼく、ひとりでいけるよ
ロンパーちゃんとふうせん
せんたくかあちゃん
ママがおこるとかなしいの

「初めてのお使い」にアドバイスしてくれるお母さん: ぼく、ひとりでいけるよ

娘が大好きだった『ぼく、ひとりでいけるよ』のあらいぐまのお母さんはどうでしょうか？夕ごはんのざりがにを小川まで取りに行くように、お母さんに頼まれたリトル・ラクーンは、出会う動物たちに、まるきばしを渡るときにいる「怖いあいつ」の話をされます。そして、水の中の「あいつ」が怖くて、お母さんの所に逃げ帰ります。するとお母さんは、にっこり笑えばいいことを教えてくれます。子どもはお母さんの言うことに間違いがないことを信じて、１人でお使いすることができました。おいしい夕ごはんを食べた後、お母さんが「あいつ」の正体を教える場面も素敵です。（とらのお母さん・18才女の子、15才・６才男の子）

作：リリアン・ムーア／絵：ジョーヤ・フィアメンギ
訳：神宮輝夫
出版社：偕成社
本体価格：￥800
対象年齢：５～６歳から

＜あらすじ＞: あらいぐまのリトル・ラクーンは、お母さんからザリガニをとってきてとたのまれました。幼児のはじめてのおつかいを描きます。; amazon で購入絵本ナビShop で購入

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発想豊かで、心の大きいお母さん: ロンパーちゃんとふうせん

天井に上がってしまって、とれなくなった風船、皆さんはどうしますか？そのつど、とってあげる？それとも飛んでしまわないように、どこかにくくりつけてしまう？『ロンパーちゃんとふうせん』に登場するお母さんは、それはそれは素敵な方法で解決します。とても子供の心に寄り添った方法で。木にひっかかって取れなくなった風船に、ロンパーちゃんがメソメソしていても、「いいかげんにしなさい！」なんて言わず、優しい言葉で子供を安心させるのです。こんな、発想豊かで心の大きなお母さんになりたいなぁ、とこの本を読むたび思います。（こでまりも・11歳、９歳女の子）

作：酒井駒子／絵：酒井駒子
出版社：白泉社
本体価格：￥1,200

＜あらすじ＞: お母さんと一緒に町にお出かけしたロンパーちゃんは、お店で黄色い風船をもらいました。空に飛んでいってしまわないようにヒモをひとさし指にくくってもらい、ロンパーちゃんは喜んで家に戻ります。家の中で風船のヒモをほどくと「あら　あらら」。風船は天井についてしまい、手が届きません。すると、お母さんがすてきなことをしてくれました。; amazon で購入絵本ナビShop で購入

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理想のお母さん！: せんたくかあちゃん

天気の良い日に豪快に洗濯をする、お母さんが大好きです。おでかけの前など、忙しい時に限っていたずらをする子どもに、どなったりすることもなく…。私の理想です。現実は絶対に無理！！（zaki108・４歳男の子）

作：さとうわきこ／絵：さとうわきこ
出版社：福音館書店
本体価格：￥800
対象年齢：３歳から

＜あらすじ＞: “せんたくの、だいのだいのだいすきな”たくましいかあちゃんと、ユーモラスなかみなりとの間に繰り広げられる、けたはずれに楽しくて元気のいい物語です。; amazon で購入絵本ナビShop で購入

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とても優しくなれる絵本: ママがおこるとかなしいの

私も、すもももさんのように、つい「忙しいの」とか「早くしなさい」とか子どもにイライラをぶつけてしまい、いけないなあと自己嫌悪してしまいます。この本の母親もそんなふうに子どもに接しているのですが、おばあちゃんの支えによって、勇気を出して発した子どもの心の叫びから、自分を取り戻します。すごく優しくなれる絵本です。（つくだに・４歳男の子、２歳女の子）