「癒しの子育て」「親育ち」をアドバイス ぴっかりさんのすくすく道場

122.保育園に預けるのは、子どもにとっていいこと?

ゴモクさんからの相談 1歳7ヶ月の女の子

一番下の子がお腹にいて、臨月になるまでフルタイムでバリバリ働いてきましたが、3人目でおそらく最後の子どもだからと思い、育休は取らず退職しました。でも子どもが1歳を過ぎると、主人の母も私の母も、「早く保育園に預けて働け!」と言うのです。私はもう少し手元で見ていたいと思っていますが、働かないで悠々と主婦をしているのは悪い事のように母たちが言うので、自信がなくなっています。保育園に預けた方が子どもは幸せだと言うのです。
あんまり外出が好きではないし、育児に自信がない私が育てるより、保育園でお友だちと楽しく遊ぶ方が、やっぱり子どもにとっては幸せでしょうか?

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ぴっかりさんからのアドバイス

働きに出ることの影響

「子どもにとって、母親が働きに出るのは良いことか、悪いことか?」という論争があります。でも、そういった議論は堂々巡りになることが多く、あまり意味がないような気がします。

仕事を辞めて子育てに専念することにより、よりよい親子関係が築いていける場合があるでしょう。でも反対に、子どもを保育園に預けて仕事に出ることによって、気持ちがリフレッシュし、かえって子どもとの関係がよくなる場合もあるのです。

どちらの道を選べばよいかは、その人の個性によります。個性に合ったライフスタイルを選択したほうが、お母さんの気持ちはゆったりとして、子どもの気持ちを受け止める余裕も出てくるはずですね。

自分らしく生きるお母さんがいい

世の中には、自分の都合ばかりを優先して、子どもをつらい環境に置く親もいますが、子育てに悩む親の多くは、反対のタイプの人が多いのではないでしょうか。つまり、自分の気持ちを抑えすぎて、子どもの気持ちばかりを考えてしまうのです。

そうなると、子どもの立場からしても、「ママは、私のために自分を犠牲にしている」と感じて苦しくなってしまいます。そういう意味でも、基本的にはお母さん自身の選択を優先させていってよいのではないでしょうか。

欠点や失敗はあっても、自分らしく生き生きと過ごしているお母さんの姿は、子どもに安心感を与えます。“生き生きとした大人”を見ることは、子どもにとって、“生きていくためのエネルギー源”になるはずですよ。

「自信のなさ」ということ

「早く保育園に預けて働け」という言葉は、参考意見としては聞くべきでしょうね。しかし、最終的な判断はお母さんがしてよいのです。自分の人生であり、自分の子どもなのですから。

「自分の人生の主人公は、自分なのだ」「自分の人生は、自分で決断してよいのだ」ということを身をもって示すことは、子どもが生きていく上での重要な指針となるはずです。それは子育てにおいて、とても大切なことだと思うのです。

あなた自身のためにも、お子さんのためにも、「自分の気持ちを自分で守る」ということに、ぜひチャレンジしていってくださいね。

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