「癒しの子育て」「親育ち」をアドバイス ぴっかりさんのすくすく道場

121.トイレが苦手。おねしょもいまだに治りません

なべままさんからの相談 7歳1ヶ月の女の子

学校のトイレが苦手です。洋式が1つあるのですが、いつも水浸しで使えず、和式を使うしかないようなのですが、うまくしゃがめないのか服やパンツを汚してしまいます。いつもぎりぎりになってから行くので、あせっているということも汚す原因となっていると思います。学校から帰ってくると真っ先にトイレに駆け込んでいます。和式トイレに慣らせたいのですが、スーパーや公園のトイレは親が付いていても怖がって入ろうとしません。ちなみに、いまだにおねしょが治りません。今は気長に様子を見ているところです。

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ぴっかりさんからのアドバイス

トイレが苦手な子のタイプ

私は以前、小学校の教師をやっていました。確かに1年生の中には、「学校のトイレは嫌だ」という子や、「給食が食べられない」と訴える子どもがいます。どちらかというと、神経質で過敏なタイプの子に多いようですね。

食事は、体に入れること。排泄は、体から出すこと。緊張が高まると体と心が固くなり、“出し入れ”が難しくなるのでしょう。でもそういった子どものほとんどは、学校に慣れてくると自然に平気になっていくものです。

気持ちの発散に目を向ける

ただ、生活全般に緊張が強い子どもの場合、トイレだけに注目し、ちゃんとやれるように頑張らせると、かえって緊張が高まり、失敗が多くなることがあります。過度なプレッシャーを与えず、ゆったりと過ごさせるようにした方が、むしろ良い結果に繋がるのではないでしょうか。

親子でじゃれあい遊びを楽しんだり、抱っこ遊びに誘ってあげるのもよいでしょう。「もう小学生なんだから」と突き放して自立を促すより、気持ちの発散や甘えを誘って、心と体の緊張をほぐしてあげる方が、かえって自立への足取りがしっかりしていくものです。

また、泣いたり笑ったり、ダダをこねたりして気持ちを吐き出すのも良いこと。「体から出すこと」が苦手な子どもは、まずは「気持ちの吐き出し」を励ましていった方が効果的です。

おねしょへの対応

ただ、このお子さんの場合、おねしょが不安材料になっているかもしれません。この年齢まできたら、子ども自身も辛いと思いますので、医療機関を訪ねて相談してみるなど、積極的な対策を取った方がよいのではないでしょうか。

相談先は小児科か泌尿器科がよいでしょう。夜尿のタイプに応じて、生活指導や薬物治療などで対処してくれるはずです。ただ、お医者さんによって得手不得手があるので、事前に電話で受診可能かどうか確かめてみるとよいでしょう。

ネットでは、『夜尿症-おねしょ-ナビ』 http://www.kyowa-kirin.co.jp/onesho/が参考になります。夜尿症のメカニズムや、夜尿症を専門とする各地の医療機関のリストなどの情報が豊富ですので、ぜひ一度目を通してみてくださいね。

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