「癒しの子育て」「親育ち」をアドバイス ぴっかりさんのすくすく道場

162.3人兄弟の真ん中、育て方で気をつけることは?

すやさんからの相談 上4歳 下2歳

今年の夏に3人目が生まれる予定です。ケンカもしますが仲良く元気いっぱいの兄弟です。上の子は優しくてやや繊細なところが小さいときからあります。次男坊はやんちゃで、叱られると逆切れするし、気の強い性格です。相談させていただきたいのは、3人兄弟の真ん中は何かと難しいとよく聞くので、どのようなところに気をつけなくてはいけないのか?ということです。真ん中特有の気質などがあるのでしょうか?

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ぴっかりさんからのアドバイス

第一子と第二子の違い

3人目のお子さんの出産はこれからということですから、下のお子さんの今の性格が、生まれた順番によるものだとしたら、「第二子としての特徴」と考えた方がよさそうですね。

よく言われるのは、第一子はどちらかというと理性面が働きやすく、慎重な行動を好む傾向があるということです。それに対して第二子は、感情面での働きが活発で、自己アピール的な行動を好むとか。

実際に、実業家や学者などには第一子が多く、スポーツ選手や芸術家には第二子が多いのだそうです。そう考えると、生まれた順番による傾向が、確かに反映しているような気がします。

真ん中の子の傾向

今まで末っ子だった子どもが、下に赤ちゃんが生まれることによって、「弟であり、兄である」という立場に立たされることになります。そうなって初めて、真ん中の子特有の傾向が現れるのでしょう。

世間では、「真ん中の子は、年長ゆえに優位に立っている兄と、甘えさせてもらっている弟の間にはさまれ、窮屈な思いを強いられる」という見方があります。そのぶん、難しくなるという考え方もあるのでしょうか。

ただ、第一子・第二子の違いといい、真ん中の子の特徴といい、「俗説」であることは知っておくべきでしょう。たくさんの子どもを見てきましたが、こういった特徴が当てはまらない場合も、たくさんありますから。

その子自身を見ていく大切さ

たとえば、「男の子はこういうもの」「女の子は、こう育てるべき」という考え方が断定的すぎるのと同じように、「真ん中の子の特徴だから」とあまり決めつけて考えることは避けたいですね。私たちだって、「女というものは、こういう特徴があるから」なんて見方をされたとしたら、あまりいい感じはしないですから。

上だろうが下だろうが、「この子は、この子」と考えて付き合っていった方が、その子を“一人の人間”として見てあげ、その子なりの心のひだに丁寧に寄り添ってあげられるのではないでしょうか。

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