「癒しの子育て」「親育ち」をアドバイス ぴっかりさんのすくすく道場

175.夫と離婚。子供にどう話したらいいでしょうか

二児の母さんからの相談 4歳2ヶ月、3歳3ヶ月の男の子

事情がありまして離婚に向けて進んでおります。自己中心的であまり子供が好きでない主人ですが、自分の子供達は大好きです。離婚後はありがたいことに私の父、母と同居で生活していく予定で今現在も実は同居で暮らしており、子供たちは父、母にとても懐いております。子供が好きではない主人のことを子供たちにはどのように話したらいいのか悩んでいます。おそらく面会も希望しないようです。男の子は父性がとても重要だと聞いたことがあります。育てる上でのアドバイス等いただけましたら宜しくお願いします。

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ぴっかりさんからのアドバイス

離婚という“難事業”

聞くところによると、離婚には、結婚の時よりも何倍ものエネルギーを要するとのこと。それでも、大きな決断に向かって進んでおられるということは、よくよくの事情がおありなのでしょうね。

ご自分自身の気持ちもいっぱいいっぱいなはずなのに、子どもたちの気持ちを案じておられる点、「お母さんって、すごいなあ。ありがたいなあ」と思います。子どもたちは、きっとあなたの真剣な決断を支持してくれると思いますよ。

子どもに話すとよいこと

「離婚」という現実を、子どもにどう話せばよいのか。正直に話す方がよいのか、子どもが小さいうちは内緒にしておいて、それなりの年齢になってから話した方がよいのか。これは意見が分かれるところだと思いますが、もし私だったら前者を選ぶと思います。

離婚せざるを得ない状況は、一緒に住んでいる子どもたちなら、うすうす分かっているはず。「いろいろ頑張ってきたけど、パパとママはこれ以上仲良くなれないから、バイバイすることにしたんだよ」と、小さい子であっても、たとえ赤ちゃんであっても、心を込めて真剣に話をすれば通じるものです。

ただ、「パパはあまり子どもが好きでない」という事実は、今はちょっと伏せておきたい気がします。「パパとママの関係のせいでバイバイするのであって、子どものせいではない」という点を、しっかりと伝えたいですね。離婚は自分のせいだと思い込んでしまう子どもが、意外に多いですので。

子どもの気持ちの支え方

もっとも子どもですから、不安や寂しさが出てきてもしかたがないでしょう。「ママの決断を信頼しよう」という気持ちがありながらも、グチや泣きべそに付きあうことにはなるかもしれません。でも、大丈夫。

子どもは、グチや泣きべそという形でストレスを吐き出していくのです。「そうだね。嫌だね」「ママも寂しいよ」と、そのまま受けとめてあげているうちに、お子さんの気持ちは自然に癒されていきますよ。むしろ子どもたちの方が、立ち直りは早いかも。

“父性”のことを心配されているようですが、それも大丈夫。男女を問わず、“父性”と“母性”は、両方とも心の中に存在するものなのです。必要な時には、あなたの中にある“父性”が自然に発揮されてくるようになるはずですよ。安心してください。

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