「癒しの子育て」「親育ち」をアドバイス ぴっかりさんのすくすく道場

179.3歳で卒乳できるよう、今からできることは?

おしりもりさんからの相談 2歳7ヶ月の女の子

いまだにおっぱい大好きで、夜中も少なくて1,2回は飲んでいます。日中も、悲しいこと、痛いこと、思い通りにならないことなどがあれば必ず「おっぱい!」で、それ以外にも、お気に入りのビデオを見ながらおっぱいを飲みたいという感じで、スタイルにもこだわりが。外出中は、「おっぱいはおうちね」と本人が言って我慢している様子。三女なので、最後の子というのもあり、無理やり断乳しなくても、3歳くらいまでに卒乳できれば、と思っているのですが、そうするために今から出来ることをアドバイスお願いいたします。言葉がけとか、習慣を変えていく、など。

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ぴっかりさんからのアドバイス

断乳か? 卒乳か?

伝統的な母乳育児では、「1歳を過ぎて、子どもが歩き始めたら、そろそろ“断乳”を考える」という場合が多かったようです。ところが最近では、「子どもが欲しがるうちは無理にやめないで、自然なおっぱい離れを待つ」という“卒乳”の考え方に人気が集まっていますね。

「子どもの気持ちを尊重する」という意味からすると、卒乳の方が無理がないように思われます。ところが実際は、「卒乳による弊害」と思われるお子さんの相談も増えてきているので、少し注意が必要なのではないでしょうか。

おっぱいによるまぎらわし

悲しいことがあったり、痛いめにあったりした時などは、ママのところに泣いて訴えに来るのが自然です。思い通りにならないことがあったら、ママに対してダダをこねたりしますよね。

ここぞというタイミングで、泣いたりダダをこねたりできる子は、ストレスの発散が上手です。ところが、「ママに気持ちをぶつけてはいけない」と無理にがまんしようとする子がいます。そうなると、慢性的にストレスを溜めやすくなってしまい、困った行動や心配な様子が出てくることが多いのです。

こういうタイプのお子さんは、おっぱいをまぎらわしの道具にしてしまうことがあります。おっぱいをくわえることによって、泣きたい気持ちやダダをこねたい気持ちを我慢しようとするのです。相談のお子さんも、そんな傾向がありそうですね。

断乳へのチャレンジを

断乳をすると、2〜3日は大騒ぎになるかもしれません。でも、断乳にまつわる泣きやダダこねはストレスの発散ですから、しっかり気持ちを吐き出せた方が、“思い残し”を引きずることも少ないのです。

「ヤダ!ヤダ!言いながらでいいから、おっぱいにバイバイしようね」と、励ましてあげてください。断乳のチャレンジを乗り越えた後は、自信に満ちた“お姉さん”の顔に変化していくはずですよ。

もっともママの方も、断乳をしてしまうと、「子どもと離れてしまうような寂しさ」が出てくるかもしれません。そんな時は、「ママだって寂しいよ〜」と、一緒にベソをかいていいのです。一緒に泣きながら乗り越えた後は、きっと今よりもっと素敵な、新しい親子関係が進んでいくはずですよ。

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