「癒しの子育て」「親育ち」をアドバイス ぴっかりさんのすくすく道場

185.“魔の2歳児”まっさかりのわが子、どう対応すべき?

パンゲアさんからの相談 2歳0ヶ月の男の子

ただいま“魔の2歳児”まっさかりの子どもがいます。「いやいや」はいつものこと。これはなんとか対応できます。言葉もやっと2語文が出ている感じなので、たぶん思いを伝えられないからでしょう。本当にいやなこと、やりたいことを「だめだよ」と言われた時に、私やパパの髪をつかみます。そして、いやいやの時にぽい!と投げたおもちゃを「おもちゃイタイイタイだから拾いなさい!」と私が怒ると、そのおもちゃもわざと投げる始末。拾ってと言うと、まず拾いません…。さらに機嫌が悪いと、私の顔を引っかいたりします。幸い、お友達にはまだそういったことはしていないのですが、そのような行動を取ったときは子どもに口で言い聞かせたらいいのか、手を叩いたりしたほうがいいのか、わからなくなってきました…。

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ぴっかりさんからのアドバイス

ダダこね上手の子

この時期は、ママもつきあうのが大変ですね。ただ、同じ“魔の2歳児”でも、“ダ
ダこね上手”の子は単純でわかりやすく、“ダダこね下手”の子はわかりにくい面があります。それは、言葉の発達とは関係なく、そういうことが言えるようです。

ダダこね上手の子の要求は、子どもらしくてストレート。これは、まだ言葉がはっきりする前の「身振り・手振りの要求の時期」から、そういう傾向があります。もちろん親としては、すべて許してしまうわけにはいきませんが、いかにも子どもらしい“いたずら心”につい吹き出してしまうこともあります。

要求を止められた時は、泣いたり、ぷんぷん怒ったりと感情表現が豊か。時には、ママに八つ当たりをしに来たりもしますが、叱られるとあっという間に泣き出し、ママの抱っこで落ち着きます。そしてその後は、意外にけろっとしているものです。

ダダこね下手の子

これに対して、ダダこね下手の子の要求は、あちらかと思うとこちら…という感じで、真意がわかりにくくてイライラさせられます。それは、表現力がないからというより、ホンネの要求を素直に表現しようとしないからです。

たとえ言葉がはっきり出せる子どもでも、ホンネとは違うことを言ったりします。本当の要求は別にあるので、いくら応じてあげても満足してくれません。親としては、「この子は、いったいなにを考えいるんだ…」という感じです。

そのうえ、要求を止められた時は、泣かないでいじいじしたり、大暴れになったり、親を引っ掻きにきたりします。「抱っこで泣いて、スッキリ」とはならず、いったん機嫌を損ねると、なかなか復活しません。

ダダこね下手の子への接し方

ダダこね下手の子どもは、実は、“ママ思い”の子に多いのです。「ボクのホンネを伝えたら、ママは大変だろう」と思うので、ホンネを出さないで無理に我慢しようとします。するとかえってストレスが溜まり、わざと悪いことをしたりするのです。

おもちゃを投げようとしたり、髪を引っ張ったり、顔を引っ掻こうとしたりしたら、手でつかんで止めてあげてください。暴れ出したら、親も子もケガをしないようなやり方で、落ち着くまで抱き止めてあげていてください。

少しの間、暴れて泣くことができると、ずいぶんストレスが発散されて、すっきりするはずです。ママのところで泣けるようになると、ずいぶん行動が落ち着いてきますので、それまでは、泣けるように手伝ってあげてくださいね。

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