「癒しの子育て」「親育ち」をアドバイス ぴっかりさんのすくすく道場

191.洋服の着替えや、おむつ替えをとても嫌がります

rosyさんからの相談 2歳5ヶ月の男の子

洋服の着替えや、おむつ替えをとても嫌がります。着替えも、おむつ替えも1日に何度もあることなので、その度に憂鬱になるほど困っています。どうして着替えたり、おむつ替えをする必要があるのかを説明したり、「着替えたら〜できるよ」と言ったり、「おむつを替えてから〜しようね」と言ったり、笑わせたり、くすぐったり等、遊びながらやろうとしたり、色々工夫しているのですが、全く効果がありません。大好きな犬のぬいぐるみに「一緒に着替えよう」等と言ってもらった振りをしたところ、2〜3日は効果があったのですが、その後は全く効果がありません。


親が色々言うのが嫌なのかと思い、「自分で好きな時に着替えるといいよ」や「着替えたくなったら教えてね」等と言っても、全く着替えるそぶりも見せず、お昼になってもまだパジャマのままでした。結局、無理やり着替えさせ、「着替えないならもういいよ。」と言って、子供と目を合わせずに悲しそうな顔をして、子供の方から「着替える」と言ってくるのを待つような形になることがほとんどです。どうしたらもっと簡単に、着替えやおむつ替えができるのかと悩むと同時に、こんなやり方を続けていたら、子どもの心にも悪い影響があるのではないかと心配です。

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ぴっかりさんからのアドバイス

嫌がる理由は?

着替え・おむつ替えは、毎日毎日、何回ものことですから困ってしまいますよ
ね。2歳5ヶ月という年齢からすると、反抗期真っ盛り。ですから、生活全体にイヤイヤが増えているのなら、まだわかる気がしますが。

嫌がる理由が特定されているとすると、「そのことにまつわる気持ちの表現」である可能性がありますね。入院体験などがあって、着替えの場面でその時のことを思い出してしまうとか。おむつのことできつく注意されたことが、後を引いているとか。

もし思い当たるふしがあるなら、そのことを話題に出して、慰めてあげるといいでしょう。「嫌だったね」とイイコイイコしてあげると、気が済んで、落ち着くことがあります。でも、特に理由が見つからないとすると…。

“言いがかり”である場合も

たとえば、ダンナさんが会社で嫌なことがあり、イライラして帰宅したとします。すると、「今日の味噌汁は塩からいぞ!」とケチをつけるかもしれません。味はいつもと変わらないのに。こんな場合、味噌汁は単に言いがかりにすぎないですから、いくら味付けを工夫しても、納得してくれないでしょう。

それと同じで、他に「イヤだ!イヤだ!」と言いたい件があるのに、それについて直接言い出せないでいると、まったく違うことでダダをこねる場合があるのです。ママのお腹に赤ちゃんができたり、最近ママが落ち込んでいたり…。意外な理由で、お子さんの気持ちが揺れることがあります。

自己主張の練習ということも

でも、いずれも理由が思い当たらない場合は、「たいした理由はないけど、逆らいたい!」という気持ちなのかもしれません。反抗期は同時に、自己主張の力を蓄える時期でもあるので、ママとのバトルが成長にとって必要なのです。

もしそうなら、説明したり、笑わせたり、遊ばせたり、ほおっておいたりといった、あらゆる“平和的手段”は通用しないことでしょう。何しろお子さんは、「戦いたい」のですから。簡単になんか済ませてほしくないのです。

だとしたら、時にはきびしく、時には下手に出て、なんとなくどこで折り合いをつけていくかないですね。そんなゴジャゴジャした親子バトルの中で、子どもは自己主張と自己抑制のバランスを体得していくのですから。ケンカを避けるのではなく、「売られたケンカは、買う」でいくしかないでしょう。がんばれ!

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