夫婦仲が悪く子どもの前で口論をしてしまいます。最近では、それを見て泣くようになってきました。夜泣きも始まりました。子どもに与える悪影響がとても心配です。離婚して私が引き取り育てるつもりですが、子どもに対してどのように対処していったらいいのでしょうか?
「子どものために、離婚はしない」という考え方もあるし、「子どものために、離婚に踏み切りたい」という場合もあるでしょう。ただ、どちらを選択するにせよ、「子どものために」ということだけで判断しない方がいいと思います。
というのも、親の自己犠牲の精神が強すぎると、子どもにとっては重く感じてしまうことがあるから。「子どものためにはどうか」「自分としてはどうしたいか」の2点から総合的に判断する方が、あとあとの親子関係が風通しが良くなると思います。
また子どもは、「ボクが悪い子だから、パパとママがけんかになった」とか、「ボクのせいで、別れたんだ」などと思い込んでしまうことがあります。小さい子どもでも、そのへんは敏感ですから、「あなたのせいではないよ」としっかり伝えてあげることは大事ですね。
夫婦げんかが絶えなくても、やっぱり子どもからすれば、パパはパパ。離婚後は、寂しさや不安が出てきても自然です。「パパに会いたい」とか「パパがいなくて寂しい」などと言ったり、不安そうな表情があらわれるかもしれません。
でもそういったグチは、ストレスを吐き出し、新しい環境に慣れようとしているだけのこと。ママの選択にケチをつけようとしているのではないですから、勘違いしないでください。「そうだね」「寂しいね」と受け止めてあげているうちに、だんだん落ち着いてくるはずです。
離婚をすると、「子どもに申し訳ない」「親2人分の働きをしなくちゃ」と無理をしがち。でも、ママが頑張りすぎると、子どものぐずりやダダこねがひどくなることがあります。それは、「ママが大変そうだよ〜!」という不安の表れです。
ですから、時には、「ママ、疲れた〜。イイコイイコして」と子どもに甘えるのもいいでしょう。赤ちゃんだったら、抱きしめた時の感触を味わわせてもらうと、「一人ぼっちじゃないんだ。この子と一緒だ」という気持ちになれます。親子って、お互いさまですから。
ママは「私一人で頑張るしかない!」と思い込んでしまいますが、子どもは、「ママを助けたい!」と思うもの。どんなに小さな子でも。「ママが幸せなら、ボクも幸せ」なのです。ですから、どうぞお子さんと一緒に頑張っていってくださいね。
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