腸重積

どんな症状?
腸の一部が、同じ腸の中に入り込んでしまう病気です。小腸の終わり(回腸)が大腸に入り込むケースが多く見られます。入り込んだ腸は血液が流れなくなり、壊死(えし)するおそれがあります。粘液と血液が混ざりドロリとした血便(粘血便:ねんけつべん)が出ることもあります。また、治療が遅れると腹膜炎を起こすこともあるため早めの治療が重要です。
原因は?
生後3~4ヶ月から1歳くらいで起こりやすく、その原因ははっきりとわかっていません。ただ、突発性の腸重積の場合は風邪が治ったあとに起こりやすい傾向があり、ウイルスが関係していると考えられています。
家庭でのケアは?
赤ちゃんの機嫌が悪かったり、はげしい泣き方をしたり、いきなり吐いてしまうことで気がつきます。しばらくすると一度おさまりますが、10~30分すると再び不機嫌になります。これを繰り返すのが腸重積の特徴です。こうした繰り返しの発作が見られたら、夜中でも急いで病院へ。
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