よだれが止まりません
- 1歳頃から
- 2歳8ヶ月・男の子
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赤ちゃんの時期から今に至るまで、よだれが止まらないのですが、何か病気なのでしょうか?それとも、ある程度年齢が進むと自然と治ってくるものでしょうか?一度、病院で診てもらったほうがいいかと思っています。その場合、専門的な病院はどこなのでしょうか?よろしくお願いいたします。
- (みやび さん)
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よだれは通常、小学校に入学するころまでには自然に出なくなってきます。口の中の病気などがなければ、そのまま経過を見ていてよいと思われます。
よだれはどこから
よだれは唾液が口からあふれて(漏れて)きたものです。その唾液は、頭部にある唾液腺から分泌されます。おたふく風邪の時に腫れる耳下腺(じかせん)もこの唾液腺に含まれます。そしてここから分泌される唾液は、成人では1日800〜1,000mlといわれています。ちょっと想像してみてください。500mlのペットボトル2本分ですよ。意外と多いとお感じになったのではないでしょうか。
子供の唾液
小児でも基本的なところは成人と変わりません。唾液は乳児期から分泌が増加してきます。食べ物による嗅覚、味覚の刺激や咀嚼(そしゃく)によって唾液の分泌量は増加します。そのため、乳児期から増加してきた唾液は、幼児期ごろにかけて分泌量が増えます。また、歯が生えてくる刺激によっても唾液の分泌量が増加します。
唾液がよだれになるのは
唾液は常に口の中にあります。これを意識的、無意識的に飲み込んでいるため、よだれとはなりません。意識的に唾液を飲み込まないと、すぐに口の中が唾液であふれます。分泌量が多かったり、唾液を飲み込まなかったりした時によだれになります。成長するに従って、唾液の分泌量と飲み込む量が調整されていき、多くの場合は小学生になる前に、よだれは出なくなります。
病気があるとしたら
喉が痛い、口が痛い、などの症状があるときは、飲み込むという行為自体を嫌がります。また扁桃腺が大きい時もよだれが多いようです。また、虫歯や噛み合わせに問題があるときもよだれが出ます。2歳という年齢では、よだれが出ていても異常ではないと考えられますが、よだれの量が増えた、食べ物などを飲み込むことを嫌がるなどがあれば、受診してみるとよいと思います。原因によって変わってきますが、小児科、耳鼻科、歯科口腔外科が受診する科に該当します。こちらの中から、受診しやすいところにまず行くのがよいと思われます。
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