子どもの健康をアドバイス 小児科医ユンタ先生のすこやかカルテ

症状

爪をいじる癖があり、めくれて取れてしまいました

時期
2週間ほど前
お子さんの年齢と性別
2歳5ヶ月・女の子
症状の詳細

足の爪をいじるのが好きなのか、放っておいたら小指の爪がめくれ始め、取れてしまいました。取れるまでは2日間ほど痛がり、化膿止めの軟膏を塗りました。皮膚科では「新しい爪が生えてきているから大丈夫」と言われたのですが、またすぐに反対側の小指の爪の端を自分で切り取ってしまいました。親指も同様に少し切ってしまっています。もともと巻き爪の傾向があり、まだ爪が柔らかいので上手く切れない部分を自分でいじっているようです。現在は絆創膏で小指を守って靴を履いていますが、どのくらいで爪がしっかりするものでしょうか?寝るときに手の爪を噛む癖もあるので、ストレスなのか心配です。4月から保育園に通っています。

(ケロケロ さん)
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ユンタ先生からの回答

今回は足の爪についてです。爪をいじるとそこから感染する可能性があります。化膿した場合はやはり皮膚科を受診したほうが良いでしょう。爪がしっかりするまでには個人差があると思いますが、2歳なら、いじったり、深爪したり、サイズの合わない靴を履くなどに気をつければ、日常で問題となることはないと思います。もし、いじったりすることが見受けられるようでしたら、スキンシップを多くするなど爪に対してお子さんの気持ちが向かわないようにすることを考えましょう。

巻き爪とは

爪は通常まっすぐ伸びていくのですが、これが横にむかって食い込んでしまった時に巻き爪になります。爪の外側の皮膚は柔らかいため、爪からの刺激で腫れたり痛くなったりします。時には爪の周囲に感染を起こすこともあります。このような時には抗生剤や、状態によっては爪を抜去する必要があります。

子どもの爪

一般的に成人に比べて子どもの爪は柔らかいです。しかし、日常生活で不便をきたすことは通常ありません。爪が欠けてしまったり、割れてしまったりするようでしたら透明なマニュキュアを塗って保護すると良いでしょう。

今回の場合

爪の周囲に炎症(感染)を起こしている時は、抗生剤などが必要になるので病院を受診するようにしてください。また深爪も巻き爪の原因になるので一緒に爪の切り方を確認すると良いと思います。
足に靴が合わないと巻き爪になることがあります。お子さんは日々育っていくので、サイズが合わなくなっていないか気を付けてください。絆創膏で保護するのは良いと思います。このときに蒸れると皮膚がふやけて弱くなってしまうので注意してください。家の中でも靴下を履くと足をいじりにくくなるので、1つの手段として考えてください。
今回は自分で爪を剥がしたり、噛んだりしてしまうことが原因だと思います。お母さんが心配しているようにストレスがかかると爪をいじってしまうことがあります。遊びや絵本などに夢中になっていると爪いじりなどが出なくなることが多いです。大変だと思いますが、できるだけ母子の時間を作って触れ合うようにしてください。またこのときに、少しずつでも爪をいじらないように教えてあげてください。

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