虫に刺されたあとがいまだに残り、かゆがります
- 3ヶ月前
- 0歳7ヶ月・男の子
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夏にBBQをしたとき蚊ではない虫にさされ、いまだに赤く小山の状態で残っています。最近では破れて汁が出ました。本人もかゆいみたいでかこうとしています。どうしたらよくなりますか?
- (さぼぼ さん)
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今回は虫刺され後の経過に関しての相談です。経過が長く、破れて汁が出ていることを考えると二次的に感染している可能性も考えられます。膿が出ているようならば、抗生剤を投与する必要もあると思います。虫刺され後、長期の経過になるとステロイド軟膏などが必要な場合があります。掻くことで悪化するので、ガーゼなどで保護をして掻かないようにして受診をすることをお勧めします。
虫刺され
いわゆる“虫刺され”とは蚊やハチ、ダニや毛虫、その他ムカデなどの昆虫に刺されたり、咬まれたりしたものを指します。刺された瞬間を目撃することが出来れば原因の虫の特定は容易ですが、刺された跡から原因の虫を特定することは難しいことが多いです。
刺された後、初期の皮膚反応は赤い盛り上がった発疹です。中心に刺した跡が見えることもあり、痒みを伴うことが多く、ときに痛みがあります。通常は数時間から数日のうちに軽快します。しかし、中には結節(赤い発疹で盛り上がった皮膚の状態)が続くこともあります。虫刺されに対する治療
症状の強さによって異なりますが、皮膚に対しては抗ヒスタミンやステロイドの入った軟膏を使用します。痒みが強いときは、抗ヒスタミン薬や抗アレルギー剤の内服などで痒みをコントロールします。掻き破ってしまい、二次的に感染が起きているときは抗生剤も使用します。
今回の場合
掻くことで悪化することがあるため、まずは掻かないようにしてあげましょう。ガーゼで保護したり患部を少し冷やしたりしてあげると掻く事が減ると思います。また、刺された跡から出てくる汁ですが、膿なのか、体の組織から漏れてくる水分(組織液)なのかは文面だけでは不明です。膿ならば抗生剤が必要になります(患部が熱感を持つことが多いです)。組織液だけだとしても、掻くことで二次的に感染を起こす可能性があり注意が必要です。
今回は掻かないように内服で痒みをコントロールすることと、ステロイド軟膏が必要になる可能性が高いと思います。受診をして確認してもらい、処方をしてもらうことをお勧めします。
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