ゲップがクセになって止まらない…何科を受診すれば良い?
- 約2ヶ月前
- 5歳9カ月・男の子
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5歳の男の子ですが、一日中ゲップばかりしています。約2ヶ月前に高熱を出し、その際何かを食べるとゲップが出て、少し気持ち悪くなるようでした。(嘔吐はありませんでした)。それ以来、熱が下がってからもゲップがなくならなくなったように思います。以前は食後に大きなゲップが出ることがありましたが、最近は食事と関係なしにひっきりなしに小さなゲップが出るようになりました。臭いはほとんどありません。特に横になっている時はよく出るようで、多い時は3秒に1回くらい小さなゲップが続けて出ます。本人は気持ち悪いとか、苦しいなどはないようですが、喉に空気があるから出したいといいます。話をしている時などに自然に出るものが多いですが、そのような時は絞り出すようにしています。今後、お友達からのからかいなども心配です。このような症状は、どちらの科にかかればいいでしょうか?
- (Kouママ さん)
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今回は継続するゲップに関しての質問です。ゲップが癖のようになってしまっています。状態としては、呑気症(後述)と考えて良いと思います。ゆっくり食事をする、ゆっくり喋る、といった対処で良いと思いますが受診するならば、まずは小児科で良いと思います。
ゲップとは
胃の中にたまった空気が食道を通って口から出てきたものがゲップです。通常、胃の中にはある程度の空気が入っていますが、食事をしたり、飲み物を飲んだりすると一緒に胃の中に空気が入っていきます。そして空気がある程度たまるとゲップとして外へ出てきます。また、空気を単独で飲み込むことでもゲップを出すことが出来ます(空気を食べるように飲み込んでみてください)。
ちなみに新生児にミルクを飲ませたらゲップをさせます。なぜなら新生児はミルクと一緒に空気を飲み込んでしまうため出してあげる必要があるからです。このゲップを怠ると、胃の中がミルクと空気で張ってしまい、ミルクを吐いてしまうことがあります。
また、胃などの消化管に異常があってもゲップがでることがありますが、今回は関係ないと思います。
呑気症とは
空気を飲み込んでしまうことでお腹が張る、ゲップが出る、といった症状がでますが、特に、飲食物と一緒ではなく空気を単独で飲んでしまうことを呑気症と言います。意識して空気を食道に送るように飲み込むとゲップを出すことが出来ます。
また、胃に入った空気がゲップで出ないと、腸を通っておならとして体外に出てきます。
今回の場合
今回のゲップは消化管の病気よりは呑気症によるゲップと考えて良いと思います。話をしながらゲップが出るようなので、会話の中で空気を飲み込んでいると考えられます。また、空気を飲み込むこと自体が癖になっていると思います。
家庭での対処としては食事や会話はゆっくり行うことです。また、ストレスがかかっても呑気症が出ることがあるのでリラックスさせること、注意しすぎたり、叱ったりしないようにしてください。
基本的に経過観察で良いと思いますが、受診をするならば小児科でよいと思います。
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