子どもの健康をアドバイス 小児科医ユンタ先生のすこやかカルテ

症状

毎日、泣きながら排便しています

お子さんの年齢と性別
1歳1カ月・女の子
症状の詳細

最近気がかりなのが、排便時に泣くことです。毎朝1回排便しています。うんちが硬くて、なかなか出ない時が2、3日ありました。(もう1週間ぐらい前のことです)。それからというもの、排便時は常に泣いています。やわらかくても泣いています。血便などはまったくみられません。一度病院を受診したほうがいいのでしょうか?毎日泣きながら排便をしているので心配です。

(ひいママ@ さん)
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ユンタ先生からの回答

今回は排便時の啼泣(ていきゅう)です。今回のエピソードから考えられる一番可能性が高いものは肛門の裂傷です。血便などがなくても肛門周囲が切れていることがあるので病院で確認してもらうと良いでしょう。

子供の排便

新生児期は哺乳のたびに排便があり、その便は大抵柔らかいです。しかし、数か月もすると、排便回数は徐々に減少し、便の硬さも母乳やミルクの時は柔らかいですが離乳食が始まると硬くなっていきます。

便秘と裂肛(れっこう)

便秘には明確な定義はありませんが、排便がない日が続いて苦痛や不快感を伴うものを便秘とみなします。


便秘の時は数日間の便が溜まっているため、肛門に近いほうの便は硬くなっています。そのため便秘のお子さんに浣腸(かんちょう)をすると、始めは硬い便が出ます。硬い便が出切ってしまうと柔らかい便が出てきます。こうなれば腸の中の便はおおよそ排泄されたと考えられます。


肛門は伸縮性があるため、排泄される便の量に応じて肛門は拡がります。しかしある程度以上大きな便が出てくると、肛門の拡がる限界を超えてしまうために肛門の裂傷が出来ます。これが裂肛です。排便時は肛門が拡がるため、裂肛によって生じた傷の部分も拡げられてしまい、痛みを伴います。時には便に血
液が付着することもあります。

今回の場合

今回は、硬い便が出た後から排便時に泣くようになっています。このことから硬い便が出たときに肛門に傷が付いてしまった可能性が高いと考えられます。傷が小さいときは排便時に痛みがあっても、便に血液が付かないことがあります。傷が小さければ自然に治ってしまうことも多いのですが、軟膏などを塗ってあげると治りが早いです。このため一度受診して確認してもらうことをお勧めします。


受診をするならばまずは小児科で良いでしょう。

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