息子が手足口病になりましたが、今後どうすべきかわかりません。
- 先月の上旬
- 2歳10カ月・男の子
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2歳10ヶ月の男の子のママです。先月の上旬に手足口病になり、その頃から歩かなくなりました。
それまでは、走ったり飛んだり出来ていたのに、急にです。今では椅子が無いと座れないし、抱っこも触られるのも嫌がって、大泣きします。
心配で、かかりつけの小児科に連れて行きましたが、『もう少し様子を診て』と…。それでも心配で、整形外科に連れて行ってレントゲンも撮ってもらって、色々調べてもらいましたが、異常なし。
もう、わかりません。今では、着替えたり、オムツを変えたりする時も大泣きしてて…虐待してるんじゃないかって思われてるか心配です。 - (悠ママ さん)
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今回は手足口病感染後に起きた問題に関する相談です。手足口病は通常軽症なのですが、中には髄膜炎や脳炎、ギラン・バレー症候群(Guillain-Barre症候群)のように神経症状を伴うことがあります。
2歳の男の子が今まで出来ていたことが出来ないようになることは、それだけで何らかの問題があると考える必要があります。手足口病との関連は断定できませんが、小児神経を受診することをお勧めします。手足口病とは
手足口病はコクサッキーA16、エンテロウイルス71などによる感染が原因で起きる疾患です。日本では夏に流行することが多く、飛沫感染や糞口感染で拡がっていきます。主な症状は手や足、口の発疹です。通常は1週間程度で自然に治ってしまいます。
しかし、中には髄膜炎や脳炎・脳症、ギラン・バレー症候群のように神経症状が出る場合があります。発達と必要な検査
小児は年齢(月齢)があがるほど発達が促され、出来る事が少しずつ増えていきます。そして一度出来るようになったことが出来なくなった、ということはそれだけで何らかの問題があると考えられます。上記のような髄膜炎、脳炎・脳症、ギラン・バレー症候群やてんかん、その他の神経疾患など様々な原因があります。このような場合、MRIや髄液、筋肉(運動神経伝導速度)などの検査が必要になることがあります。
今回の場合
手足口病自体は良好な経過ですが、なかには神経症状が出てしまうこともあります。2歳という年齢で坐位が保持できない、歩行がうまくできないということは何らかの介入が必要になります。
1カ月以上経過して症状が残っているようなので、詳しい検査が必要になる可能性があります。整形外科よりも小児の神経(または感染症)を扱っている病院を受診することをお勧めします。
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