時々手足が紫色になってしまう息子、一般的なのでしょうか?
- 生後1ヶ月頃
- 0歳8カ月・男の子
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オムツ交換の時に足をあげたり、お座りをしている時など、時々ですがくるぶしから下が紫色になってしまいます。また、何もしていないのに気がつくと手足(手首から下とくるぶしから下)が紫色になっていることもあります。
紫色に変色してしまうと足を下ろしたりさすったりしますが、なかなか治りません。最初は、足を持つ力が強かったり寒くて変色してしまうのかな?と思っていましたが、暖かくなってきても同じ事がおきます。
祖母も何度か変色した手足を見て色が尋常じゃないと心配しています。これは一般的なのでしょうか? - (こうたんママ さん)
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今回は乳児期に手足の色が悪くなってしまうお子さんの相談です。
新生児や乳児では四肢の先端が冷たくなったり、チアノーゼ(皮膚の色が紫になること)が出たりすることがしばしばあります。活気があり体温の異常がなければ、そのまま様子を見ていて良いものです。部屋の温度(とくに床付近など子供のいる部分)に気をつけ、また衣類や靴下などの調節をすることで対処していただければ良いと思われます。
手足の色が悪くる原因
新生児や乳児の場合、環境温度の影響を受けやすく、手足の冷感やチアノーゼはしばしば見られます。また、衣類や抱いた時の姿勢などによって手足の循環が悪くなり、冷感やチアノーゼが出ることがあります。これらの場合、病的な意義はなく保温や手足の圧迫に気をつけるだけで良いものです。
一方で、敗血症や髄膜炎のような重症感染症でも、手足の冷感やチアノーゼが出ることがあります。観察するポイント
四肢の冷感自体は乳児期に時々見られることです。まずは気温や衣類、四肢が圧迫されるようなことはないか、確認してください。髄膜炎や敗血症などの重症感染症では、体温の異常(高体温または低体温)があったり、機嫌が悪くなったり、食欲・哺乳量の低下などが出るので、そのようなことがないか観察してください。また、活気の低下がないかも観察してください。
今回の場合
新生児・乳児期の手足の冷感やチアノーゼは、基本的に病的なものではありませんが、お子さんの全身状態が良いかどうかは確認する必要があります。具体的には体温や食欲、機嫌や活気などがいつも通りかどうかと言うことになります。このような点を確認して、いつもと変わらないようならば、日常で見られる出来事の範囲として経過を見ていって良いと考えられます。
もし上記の点でいつもと違うことがあったり、その他に気になる点があったりするようでしたら、掛かり付けの病院で相談されると良いでしょう。
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