「サンタクロースって本当にいるの?」と聞かれたら
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子どもの気持ちを大切にする答え方とは
Q:今年は、娘にとって10回目のクリスマス。
今日、こんな風に言われてしまいました。
「どうせサンタなんていないんでしょ?
プレゼントはお母さんとお父さんが買うんでしょ?」
去年までは、目をキラキラさせて
「サンタさん、サンタさん」って言ってた記憶があるのですが…!?
さて、どう話したものでしょうか。
(4年生女子の母)
A:「確かに、プレゼントはお母さんとお父さんが買うんだよ。
だけど、本物のサンタクロースがいるのか いないのかは、お母さんも
お父さんも、たぶん世の中の誰も、知らないと思うよ。
まあ、もしかしてもしかすると、知っている人もいるかもしれないけど
…でも、やっぱり、謎だね」
=---=---=---=---=☆= ちょっと詳しく =☆=---=---=---=---=---=
結論から言えば、「サンタクロースがいないことを証明できた人は誰もいない」ということなのです。
「宇宙人がいないことを証明できた人がいない」のと、同じ理屈です。
この答えは、「嘘」を一切含みません。
それでいて、「サンタはいるのかも?」という、子どもにとっての「最後の神秘」は、奪いません。
質問に登場する娘さんのような子でも、心のどこかで、「本当は、いるのかも?」と思っているのです。
「質問してくる・詰め寄ってくる」ということは、裏を返せば「半分は信じている」ということですから。いないと確信しているなら質問などしません。
そういう神秘を求める心を、あえて傷つける必要はないのです。
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「ならば、プレゼントは親が買うということを告げないほうがいいのでは?」
と思った方もいらっしゃるでしょう。
でも、このことには、次のようにたくさんのメリットがあります。
1)
子どもへの親の愛情を、プレゼントに託して伝えるチャンス。
子どもは、「ああ…これ、お母さん・お父さんがくれたんだ」と感謝するはずです。
イブの次の朝、「やった〜、サンタさんありがとう」と喜ぶ子どもの顔を見るのと、「やった〜、お母さん、ありがとう」と喜ぶ子どもの顔を見るのとでは、やはり後者の方が嬉しさが勝るのでは?
2)
親が買うんだ…とわかれば、多くの子は、法外な(?)値段のモノを頼むような無理なお願いをしなくなります。
法外な値段のモノをサンタ宛てに頼まれてお困りの方も、きっといらっしゃるのでは?
3)
真実をはっきりと告げてくれた親を、信用するようになります。
また、後半の、「サンタはいるかいないかわからない」という、実は曖昧な返答に対しても、「ふ〜ん、なるほど…」と納得してくれるはずです。
━━━━━━━━━━━━━》ここがポイント《━━━━━━━━━━━━━
サンタはいない、とは言えません。だって、証明できませんから。
でも、プレゼントはサンタからだ、とも言えません。だって、親が買っているという事実がありますから。
「じゃあ、サンタは、どうしてプレゼント配ってくれないの?」
と、質問されたら…?
「サンタは実は、プレゼントを渡したりはしないんじゃないの?でも、クリスマスには世界中の子どもたちに楽しいこと・うれしいことがありますように、って、願ってくれているんじゃないかな。まあ、それも、本当のところは知らないけどね」
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