今日から始めよう!都会でもできる自然体験
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海や山に行かなくてもできること
「生きる力」という言葉、教育界ではもう使い古されています。
さまざまな識者が、生きる力とはなんぞや、と定義をしてきました。
しかし、私はこの年末年始、「やはり、これぞ生きる力の源泉だ」と再確認する体験をしました。
なんのことはありません。それは、輝く夕日や朝日、そして、きらめく大パノラマ夜景を見ることです。
大パノラマでなくてもかまいません。
普通に街中や近所で見られる夕焼けに足を止めて、少し眺めるだけでもいいのです。
子どもたちに、夕日を見せましょう。
子どもたちに、夜景を見せましょう。
子どもたちに、朝日を見せましょう。
こんなに簡単にできる“自然体験”はありません。
そして、これこそが、子どもの心に焼き付いて、原風景となり、生涯を終え
るまでの間、子どもの生きる力として働き続けていくのだと、私は思います。
都会の光を見降ろす夜景は自然ではないのではないか、とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。
都会を見降ろすのではありません。
地球を見降ろすのです。
アポロの飛行士は、地球を見降ろして「地球は青かった」と言いました。
宇宙から地球を見ることは、最上級の「客観視」です。
それは誰しもがなし得る体験ではありませんが、代わりに、展望台から都会を、街を、自分たちの日常を俯瞰(ふかん)することによって、「青かった」を疑似体験することができるのではないでしょうか。
横浜の小学校では、社会科見学等で横浜ランドマークタワーを訪れます。
展望台から眼下を眺め、感嘆した子どもたちは、一様にこう言います。
「うわ〜ぁ、おもちゃみたい!」
おもちゃ。
この感覚が、大事です。
子どもたちが哲学的思考に達するかどうかは別として、とにかく、自分たちの日常を包んでいたコンクリートやら何やらが、実はこんな「おもちゃ」みたいなものなのだ、というこの感覚は、先々の人生でつまずいたときに、大きな視野でものごとを考えるきっかけとして、ふと働くことがあるのです。
夕日、夜景、そして朝日。
それらの景色に出会った時、人はなぜか、こうつぶやきます。
「ああ、生きててよかった」
言葉にはできないこの感覚が、子どもたちの心を深く揺り動かすのは、間違いありません。
子どもたちに、夕日を見せましょう。
子どもたちに、夜景を見せましょう。
子どもたちに、朝日を見せましょう。
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