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成長と体調にあわせた離乳食の与え方

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味覚とその発達

今回は離乳食をすすめるにあたって、「離乳食を食べてくれないので困ってしまった」「調子が悪い時はどうしたらいいの?」等の疑問についてお答えします。

★赤ちゃんが離乳食に慣れないうちは…
舌で押し出したり、飲み込まないでいつまでも口にためていたり、ダラダラとこぼしたりすることがあります。そのような時は、無理に与えません。
⇒2〜3日くらい母乳・ミルクだけに戻しましょう。お腹が空いてくれば、また食べます。
⇒離乳食の工夫は、種類を変えたり、味を変えたりしてみましょう。
⇒もう一度、食べやすい形態になっているかを確かめましょう。

★食欲をそそるようにするには…
赤ちゃんの興味を引く赤い色(オレンジ色)のものを1品入れるのも効果があります。
生後9か月以降の食べない悩みは、日中の母乳を飲む回数が多すぎることもあります。
⇒たくさん遊んで、日中の母乳を飲む回数を思い切って減らしてみましょう。
⇒食べさせる側の気持ちが伝わることもあるので、リラックスしてゆったりとした環境を作ることも大切です。


■味覚とその発達

★味覚は…
味覚には甘・塩・酸・苦・旨味の5原味があります。これらの味は、人が物を食べて生きていくのに必要な情報を与えています。
乳児は、5原味のうち、ミルクの味などから甘味・旨味は生まれながらに受け入れられますが、酸味・苦味は体験学習しないと、受け入れられるようにはならない味です。また、塩分はごく少量で十分足ります。
⇒この塩分(味付け)の濃い・薄いという嗜好は、生理的欲求というよりも日頃の食生活が大きく影響してきますから、薄味にすることが大切です。
⇒大人が食べておいしいと感じる味付けでは、濃すぎます。

★味覚の発達は…
離乳期は味覚形成のスタートの時期です。
特に、離乳期から3歳ごろは食品の幅を広げることで、十分に味覚も発達し、偏食も防ぐことができます。


■体調の悪いときの離乳食

乳児期は、天候や気温の変化や生活リズムの乱れなど、ほんの少しのことでも体調を崩しやすいものです。
日頃からバランスのとれた食生活に気を配りましょう。
体調がすぐれない時は、食べやすく消化の良いものに変更します。
離乳食期の場合、母乳やミルクは普通に与えます。

★発熱、下痢の時
⇒まずは、水分補給をします。赤ちゃん用のイオン飲料など水分は十分与えます。

離乳食が食べられるような状態の時
⇒一段階落としたやわらかい形態にします。
炭水化物、くだもの、いも類、脂肪の少ないたんぱく質、食物繊維の少ない野菜を中心に、少量ずつ与えていきましょう。
⇒舌触りや口当たりのよいものが適しています。

★発熱の時
くず湯・おもゆ・おかゆ・人参、大根、かぶ等の野菜を煮て塩などでうすく味付けしたもの・タンパク質源(湯豆腐など)を食べやすく調理しましょう。

★下痢の時
野菜スープ・りんごのすりおろし・おかゆ・じゃがいもやかぼちゃのマッシュなど、消化の良い食品を食べさせてあげましょう。

     引用文献<「保育保健の基礎知識」巷野悟郎監修他>

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