水いぼが再発。原因とその治療方法は?
- 3ヶ月前
- 6歳・男の子
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3ヶ月ほど前、左の胸辺りに小さなブツブツができて皮膚科を受診。「水いぼ」だということで、2回ほど痛い思いをして取りましたが、すぐに再発。別の皮膚科を受診したところ、かゆみ止めを処方され、「自然に治るので様子を見ましょう」とのことでした。が、いぼの大きさも数も増えるばかりで腕や足にも広がっています。このまま様子を見ていて良いのでしょうか?
- (かんちゃんママ さん)
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今回はいわゆる水いぼです。治療にはいくつかの方法がありますが、自然に症状が軽くなっていくと思います。しかし、自然に良くなる場合でも早くて半年くらい、長いと年余にわたる場合があります。数が少ない時などは取ってしまったほうが早いのですが、残っていると再発します。今回は発症してから3ヶ月なので、自然に治ることを期待するとしても、もう少し時間がかかると思います。
水いぼとは
水いぼは伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)と言います。これはポックスウイルスというウイルスが感染することで発症します。主な症状は発疹や痒みです。発疹の大きさは数ミリ程度で盛り上がっており、中身はチーズ状のような感じです。見た目は、中に水が詰まったように見えます。だから水いぼなのでしょうね。発疹はどこにでも出来ますが顔や首、わきの下などに出来やすいです。ちなみに水いぼを掻きつぶすと、中身のウイルスが周囲に拡散してしまいます。アトピーなどがあって体を掻いてしまうお子さんは、水いぼが増えやすいので注意が必要です。
自然に治るのを待つとどうなるの
平均的には半年から1年以内で免疫が出来て自然に治っていきます。しかし、アトピーがあるときなどは水いぼがたくさん出来てしまうことがあります。免疫不全などがなければ通常1年以内ですが、中には年余にわたる場合もあるようです。経過を見る上での注意事項は掻かない、ということに集約されます。そのため痒み止めを使ったり、ガーゼなどで保護したりします。
積極的な治療は?
まずは水いぼを取るという方法があります。これは文字通りで、先端がお椀のようになっているピンセットで水いぼをむしり取ります。痛いので、数が多いときには何回かに分けたり、痛み止めのテープなどを予め水いぼに貼っておいたりします。またむしり取るほかに、硝酸銀や液体窒素を押し付けて焼くという方法もあります。これらは一時的に皮膚が黒っぽくなることがあります。やはり多少の痛みは伴います。
どの方法を選ぶかは水いぼの出ている場所や数によります。あとはアトピーがあるかどうかなどにもよります。少なければ取る(または焼く)、大きいものだけ取る、逆に少なければ自然に治るのを待つなどさまざまです。家族の考え方、お子さんの年齢などによって方針が変わりますので主治医と相談してみてください。
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