vol.049「小学2年生にもわかる、戦争の絵本はありますか?」
最近、戦争について興味があるようです。どうして戦争が起こるのか?戦時中はどうだったのか?今日本で戦争が起こったらどうなるのか?今も世界のどこかで戦争が起こっていることなど…。何か良い本はないかと思い、図書館などで調べましたが、高学年向きで、小学2年生の子どもには難しいものしかありませんでした。何か良い絵本があれば、教えてもらいたいです。 (soreta・7歳男の子)
- 大人にも読んでほしい1冊
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せかいでいちばんつよい国
子どもも大人も心に浸みる1冊です。「せかいじゅうの 人びとを しあわせにするため」に世界中を征服した大統領。最後に大統領が行ったのは小さな国。そこには軍隊がありませんでした。それで兵隊は服を着替え料理や遊びをその国の人に習います。大統領も国に帰って、息子に戦争の話をせがまれて、その国で覚えた子守歌を歌うのです。憲法9条にも繋がる素敵な本です。ぜひ大人にも読んでほしいです。(とらのお母さん・18歳女の子、16歳・6歳男の子)
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- 作/絵:デビッド・マッキー
- 訳:なかがわ ちひろ
- 出版社:光村教育図書
- 本体価格:¥1,500
- <あらすじ>
- 「せかいじゅうの 人びとを しあわせにするため」に世界中を征服した、ある大きな国の大統領のおはなし。強者のゆがんだ論理を明るいユーモアで皮肉たっぷりに描いた寓話絵本。
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- 子ども心に衝撃を受けた絵本
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かわいそうなぞう
『かわいそうなぞう』という絵本はいかがでしょうか。30年以上前からある古い本ですが、親の私も小さい頃に読んで、子どもながらに衝撃を受け、ずっと印象に残っている絵本です。戦争中、上野動物園で3頭のゾウが殺されたという実際にあったお話で、戦争のむごさや命の大切さを静かに伝えています。戦争について考えるきっかけになる本だと思います。(もえきち・5歳女の子)
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- 作:土家 由岐雄/絵:武部 本一郎
- 出版社:金の星社
- 本体価格:¥900
- <あらすじ>
- 戦争中、上野動物園で三頭のゾウが殺されました。これは本当にあった悲しいお話です。毎年終戦記念日に評論家の秋山ちえ子氏が平和への願いをこめてラジオで朗読し、テレビでも紹介された名作。
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- 読むほどに戦争の悲惨さを感じさせます
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ちいちゃんのかげおくり
発行年数が古いですが、読むほどに戦争の悲惨さを感じさせる本です。リアルな表現はほとんどないのですが、ちいちゃんの体験を簡潔な文章で書き、戦争は恐ろしいもの、家族がいなくなって寂しく悲しいことをしっかりと理解させてくれると思います。本当はもっと小さい子対象の本かもしれませんが素晴らしい本です。一番初めに読むにはよいかと思います。(むーみん母さん・10歳男の子)
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- 作:あまん きみこ/絵:上野 紀子
- 出版社:あかね書房
- 本体価格:¥1,165
- 対象年齢:小学校低学年から
- <あらすじ>
- お父さんが出征する前の日のことです。先祖のお墓参りに行った帰り道、ちいちゃんのお父さんは家族に「かげおくり」の遊びを教えてくれました。影法師をじっと見つめて10数え、数え終えたらすぐ空を見上げると影がそっくり空に映って見えるというのです。ちいちゃんとお兄ちゃん、お母さん、お父さんは4人で「かげおくり」をしました。影法師は、まるで記念写真のように空に映りました。
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- 涙で声がつまって読めませんでした
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すみれ島
『すみれ島』は特攻隊のお話です。戦争の悲惨さを子どもに伝えたいと思い、図書館で借りました。子どもに読み聞かせてあげるとき、涙で声がつまってしまって上手に読んであげられませんでした…。折に触れ、戦争の悲惨さについては子どもに伝えていきたいと思っています。(まっきー・9歳女の子)
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- 作:今西 祐行/絵:松永 禎郎
- 出版社:偕成社
- 本体価格:¥1,200
- 対象年齢:5〜6歳から
- <あらすじ>
- 太平洋戦争ののち、南の海の小さな島に、ひっそりすみれが咲きました。…特攻に散った若者達と小学生の交流を愛情をこめて描く。
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