今週のおしえて!回答編

vol.053「古きよき昭和の時代を描いた絵本はありますか?」

子どもに「昔は携帯電話もパソコンもなかったんだよ。テレビも、お母さんが生まれる前は白黒だったんだよ」と言ったら、「うそ〜!ありえない!」と言われました(笑)。それ以来、昔の生活にすごく興味を示すようになったので、古きよき昭和の時代が描かれている絵本があったら教えてください。 (三十路・7歳、4歳女の子)

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先輩ママパパさんのお答え
何度も読んで楽しめます

はじめてのおつかい

みいちゃんが1人でおつかいに行くというお話。出てくる街の風景がなんとも“昭和”な感じです。昔は、こうやって子ども1人でお使いに行かせても安全だったのにね…としみじみ時代の変化を感じました。細かいところまで工夫がこらされているので、一度読んだだけでは気がつかないかも。何度も読んで楽しめる絵本だと思います。(ムーンリバー・8歳女の子、6歳男の子)

この絵本のくわしい情報
はじめてのおつかい
  • 作:筒井 頼子/絵:林 明子
  • 出版社:福音館書店
  • 本体価格:¥800
  • 対象年齢:3歳から
<あらすじ>
いつつ(5歳)のみいちゃんは、ある日ままからおつかいを頼まれます。「あかちゃんの ぎゅうにゅうが ほしいんだけど、ままちょっといそがしいの。ひとりでかってこられる?」いままで一人で出かけたことが一度もなかったみいちゃんは驚いて飛び上がりますが、「うん!」と引き受けます。百円玉を2つ握りしめて、坂のてっぺんにあるお店まで向かいます。道中どきどきのみいちゃんは坂で転んでしまい、手足がじんじん、百円玉がころころ…。お店では声を振り絞って「ぎゅうにゅうくださあい!」と叫びますが、なかなかお店のおばさんに気づいてもらえません。ようやく牛乳を買うことが出来てほっとして、ずっと我慢していた涙がぽろりとこぼれます。帰り道、坂の下で、ままが赤ちゃんをだっこして手を振っていました。
約20年前の絵本

ぼくんちひっこし

子ども向けなのに、引っ越す前にしなければいけない手続きから始まっているところが印象的でした。引越しって、ただ荷物をまとめて移動!ではないんですよね。思わず「うんうん」とうなずいてしまいました。家具や電気製品が昭和っぽい!懐かしさが感じられます。見てみたら、1988年初版の絵本でした。(ホワイトベア・5歳男の子)

この絵本のくわしい情報
ぼくんちひっこし
  • 作:山本 省三/絵:鈴木 まもる
  • 出版社:金の星社
  • 本体価格:¥1,200
<あらすじ>
銀行や役所や転校の手つづきもすんで、いよいよひっこし。キズつきやすい家具は毛布でくるむし、大きな荷物は窓からおろすんだ―。人間の生活の部分にスポットをあて、コマ割りの絵で紹介する知識絵本。
昭和の雰囲気漂う1冊

チータカ・スーイ

出てくる人々やその生活がなんだかとても素朴で、昔懐かしい感じがしました。お祭りの様子や、部屋にちゃぶ台があるところなどは昭和の雰囲気たっぷりです。(おばちゃん・6歳、3歳男の子)

この絵本のくわしい情報
チータカ・スーイ
  • 作:西村 繁男/絵:西村 繁男
  • 出版社:福音館書店
  • 本体価格:¥1,200
  • 対象年齢:4歳から
<あらすじ>
子どもの楽隊が、チータカラッパをふきならし、竜をかついでスーイスーイと町中をねり歩きますが、大人はだれも気づきません。子ども達はいったい何者でしょうか。
銭湯でのあたたかい交流を描いています

おふろやさん

私自身、銭湯に行ったことがありませんでしたが、懐かしさが感じられました。最初に一文があって、そのあとは絵だけになります。お風呂屋さんに集まる人々の様子が細かく描かれていて、娘の目にも珍しいのか、何度も「読んで〜」とせがまれました。昔は知らない人同士でもあたたかい交流があったんだなぁとしみじみ感じました。子どもを連れて、一度銭湯に行ってみたいと思います。(おがけん・4歳、1歳女の子)

この絵本のくわしい情報
おふろやさん
  • 作:西村 繁男/絵:西村 繁男
  • 出版社:福音館書店
  • 本体価格:¥800
  • 対象年齢:4歳から
<あらすじ>
「これから、あっちゃんは、おとうさんと おかあさんと あかちゃんといっしょにおふろやさんにでかけます。」はじめのこの一文を最後に、あとは文字がでてきません。おふろやさんを細かく描いた絵が、ある日のおふろやさんの様子を伝えてくれます。下駄箱にくつをしまい、脱衣所へ。お年寄り、子ども、太った人、やせた人、おふろやさんにはいろんな人たちがいます。湯船で騒いでおじいさんに叱られる子どもたち。男湯と、女湯。おふろやさんに集う人たちそれぞれの生活、それぞれの一日を感じ取ることができます。
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