「癒しの子育て」「親育ち」をアドバイス ぴっかりさんのすくすく道場

091.子供がかわいいと思えません

あずきさんからの相談 3歳3ヶ月の女の子

私は子育てが重荷で仕方ありません。正直言って、子供がかわいくないのです。かわいいと思える時間が、他のお母さん方よりかなり少ないと思います。同じことを何度も言わせる、言うことは聞かない、子供としてはそれが当然なのですが、私に受け止める余裕がありません。こんな母親を持った子供がかわいそうで、寝顔を見るたびにもっと優しくしなきゃと思ってばかりいます。身近にいるお母さんたちは本当に優しくて、子供が何をしても怒ったりしなさそうに見えます。そういうのを目にするたび、母親失格だと涙が出ます。

  • このエントリーをYahoo!ブックマークに追加
  • はてなブックマークに登録はてなブックマークに登録
  • Buzzurlにブックマーク
  • [clip!]
ぴっかりさんからのアドバイス

頑張りすぎるママは、イライラが大きくなる

反抗期の子供と毎日つきあっていると、イライラするのが当たり前。でもそのイライラが、自分でも情けなくなるぐらいの悪循環になってしまうのは、「ママの性格のせい」や「努力が足りないせい」というわけではありません。

本当は頑張り屋さんで、「この子のためにしっかりやらなくては」「優しい母親にならなくっちゃ!」という気持ちが、むしろ強すぎるタイプの人。そういう人が、肩に力を入れすぎて心が疲れきったとき、イライラが止まらなくなってしまうのです。

疲れきったママの心を癒すためには、“母親としての役目”を降りてしまう時間を作るのが一番。子どもがいる時でも、そんなひとときが味わえる、とっておきの「遊び」を2つご紹介しましょう。

怒りを楽しむ「プンプン遊び」

「怒ってはいけない」とあまり我慢しすぎると、イライラがたまりにたまって、かえって大爆発になってしまいます。ですから、怒りが湧いてきた時は逆に小出しにして、「ガス抜き」をしていったほうがよいのです。そこで…

子どもがダダをこね始めたら、自分の怒りがまだ小さいうちに「プン!プン!」と怒ってみましょう。小さな子どもがやるみたいに、ほっぺたをいっぱいにふくらませて、口をとんがらせて、首を左右に振って、「プン!プン!」と言ってみるのです。

子どもに戻ったつもりでちょっとオーバーに、何度か「プン!プン!」を楽しんでいると、不思議に気分がスッキリしてくるはずです。怒りの感情だって、遊びとして楽しむことができるのです。

親子の心が癒される「赤ちゃんごっこ」

どうせ母親役を一時休止するのなら、いっそママが赤ちゃんになってしまう遊びはどうでしょうか。親子の気持ちが安定していて、ゆったりとした時間が取れる時、「ママは赤ちゃんになりまちゅ〜」と宣言し、母親役を子どもに押しつけるのです。ママはごろんと寝っ転がって、バブバブやってみてください。「え〜ん、え〜ん、おなかがちゅいたよう〜。ミルクがほちいよう〜」とか、「だっこちてくだちゃい」とか、「イイコイイコちてよう〜」とか、子どもにいろいろおねだりしてみましょう。ああ、赤ちゃんに戻るって、いい気持ち!

いつもは反抗的なお子さんも、母親役という「上位」に立てば、急にエラソウに優しくお世話してくれるはずですよ。この遊びは、子どもの気持ちを安定させるのにも効果があるのです。思いっきり間抜けになって、挑戦してみて下さいね。

ぴっかりさんのすくすく道場の最新号がいち早く読める!
メールアドレス 規約に同意して
トラックバック

トラックバックはまだありません。

この記事に対するTrackBackのURL
コメント
  • コメントはまだありません。
name
E-mail
URL
画像のアルファベット
comment