「癒しの子育て」「親育ち」をアドバイス ぴっかりさんのすくすく道場

117.物を取られたり叩かれたりした経験で「トラウマ」に?

天丼さんからの相談 2歳11ヶ月の女の子

来月3歳になる娘のことです。以前親しくしていたお友だちとは誕生日も近く、いつも一緒に遊ばせていたんですが、うちの子の物を何でも取ってしまったり、叩いてきたり、一方的にやられっぱなしだったんです。泣いても返してもらえず…。が、このぐらいの子ども同士にはよくあることと、私も何もしないでいたら、同じぐらいの年齢の子どもを怖がるようになってしまいました。以前のことがトラウマになってしまったのでしょうか…。
どうしたらトラウマを克服できるでしょうか? 来年幼稚園に入れるべきか、もう一年家で過ごさせるかも迷っています。どうかよろしくおねがいします。

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ぴっかりさんからのアドバイス

トラウマとは?

「トラウマ」は心的外傷とも呼ばれ、何かショックな体験があった時、その記憶や感情を心の中に抱え込んでしまい、それが心の傷として残ってしまうことです。誰にでもある「忘れられない嫌な記憶」も、ある意味、小さなトラウマと言えます。

阪神淡路大震災の時に注目された「PTSD」(心的外傷後ストレス障害)は、トラウマが「嫌な記憶」程度にとどまらず、そのことが原因で精神的に不安定な状態になってしまうことです。

トラウマが、必ずPTSDに結びつくとは限りません。嫌な記憶は、いつの間にか忘れてしまうことの方が多いですし、むしろ人間は、ほどほどのショック体験を乗り越えていく中で、心の力をアップさせていくものなのです。

子どもがもつ強力な自己回復力

とはいえ、「同じぐらいの年齢の子どもを、怖がるようになってしまった」という状態は、ママとしては気になってしまいますよね。でも、その様子にこそ、お子さんの持つ自己回復力が現れているのではと思います。

大人と違って、子どもは心の安全壁が薄いので、ショックをもろに受けやすい面があります。しかしその分、心の痛手を癒していくための自己回復力が、大人よりも格段に強いのです。それが、泣く・甘えるというストレス発散行動です。

怖がったり泣いたりする中で、子どもは心の中にたまった恐怖や不安を吐き出します。ですから、「怖くないでしょ」「あの子は優しいよ」などと、無理に笑顔を引き出そうと焦らず、「怖いよ〜!って、いっぱい言っていいよ」と受け止めてあげた方がいいのです。

幼稚園は、どうすればよいのか

心の中にため込んだストレスが十分吐き出されると、そのうち自然に笑顔や積極性が戻ってくるはずですよ。ママは気持ちに共感してあげることだけを考えて、心の痛手の回復の方は、お子さんの自己回復力に任せていいのです。

幼稚園に入園させるかどうかは、よほどのことがない限り、あまり気にしなくてもいいと思いますよ。もっとも、ママと別れて慣れない集団に入っていくのは不安なもの。たとえ何もなくても、繊細なタイプの子どもは、泣いたり嫌がったりすることがあります。

そういう時も、「入園を決断したのは間違いだったかしら」と思わず、「ママとのバイバイ、嫌だねえ」「慣れない所は緊張するねえ」と受け止めてあげているうちに、必ず落ち着いてくるはずですよ。

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