「癒しの子育て」「親育ち」をアドバイス ぴっかりさんのすくすく道場

103.禁止しているカードゲームをやらせていいか悩んでます

はなはなさんからの相談 4歳の女の子

4歳の長女、2歳の次女の2人の娘がいます。我が家ではテレビは2時間までと決めていて、流行のカードゲームも「年長さんになってから」と約束をして、まだやらせていません。しかし、クラスの仲のよいお友だちの家に行くと、流行のカードゲームやテレビ番組のキャラクターグッズがたくさんあります。長女はゲームをやりたいのに我慢している様子です。
お母さん方からは「やらせてあげれば?」と言われますが、せっかく決めた約束を、他の人がやっているからといって破るのは抵抗があります。その一方で、我慢している長女を見るとかわいそうで、私は頭が固すぎるかしらと不安になります。どうするのがよいのでしょうか?

  • このエントリーをYahoo!ブックマークに追加
  • はてなブックマークに登録はてなブックマークに登録
  • Buzzurlにブックマーク
  • [clip!]
ぴっかりさんからのアドバイス

子育てに正解はない

テレビにしても、ゲームにしても、いろいろな悪影響が取りざたされることがありますね。「だからうちは一切やらせない」という方針の家庭もあるでしょう。反対に、「あまり厳しくしていては、かえって子どもの性格がゆがんでしまう」と考え、ある程度は許すという家庭もあるでしょう。

どちらが正解かは、なんとも言えないところです。「あまりやかましく言われなかったので、かえって自立心が育った」と言う人もあれば、「厳しく育てられたが、それが今の意志の強さの源になっている」と言う人もいますので。

ですから、「かわいそうだから許してあげる」のか、「かわいそうだけど我慢させる」のかは、それぞれの家庭で選択していくしかないのではないでしょうか。

子どもとの約束とは

ただご相談のケースでは、「約束を破ってしまうことに抵抗がある」ということですが…。“親子の間の約束”は、“大人どうしの約束”とは違う性質のものであることは知っておくべきだと思います。

“大人どうしの約束”は、お互いがしっかりと同意をして結ぶもの。しかし子どもの場合は、先のことを見通す力がまだ弱いので、親の言われるままに安請け合いしてしまう傾向があります。ですから後になって、「やっぱりイヤだ!」ということになることも多いのです。

親の言い分・子どもの言い分

“親子の間の約束”は、親が決めたルール、あるいは親の言い分だと考えた方がはっきりするのではないでしょうか。ですから状況に合わなくなったと思ったら、親の側の判断で変えることも可能なのです。

ただし、その判断によって生じた結果については、親が責任を負うべきですね。「あなただって、それでいいって言ったじゃない!」と子どもに責任を転嫁してしまうのは、それこそかわいそうだと思います。

それから、“子どもの言い分”が出てきた時は、「約束したでしょ!」と押さえつけるのも酷ですね。子どもは「イヤだ! イヤだ!」とダダをこね、ストレスを発散しながら忍耐力をつけていくものです。ですから、「イヤだ!イヤだ!と言いながらでいいから我慢しようね」と接することが、親子の間のベストバランスなのではないでしょうか。

ぴっかりさんのすくすく道場の最新号がいち早く読める!
メールアドレス 規約に同意して
トラックバック

トラックバックはまだありません。

この記事に対するTrackBackのURL
コメント
  • コメントはまだありません。
name
E-mail
URL
画像のアルファベット
comment