「癒しの子育て」「親育ち」をアドバイス ぴっかりさんのすくすく道場

013.息子の理屈っぽさに困っています

眉間にシワ^^;さんからの相談 4歳11ヶ月の男の子

二人の男の子のママです。どうにも気になることがあり、ご相談させていただきます。それは、長男の理屈っぽさです。周りを見回しても、こんな理屈っぽい子いません。確かに他人と比べる必要ないと思いすが、このままだと、友達にも嫌われる時期がくるのではないかとヒヤヒヤです。それに言い訳が多いです。それを除けば、弟思いのやさしいお兄ちゃんなんですけど…。これからの子育てアドバイスお願いします。

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ぴっかりさんからのアドバイス

世の中を大きく分けると、2つのタイプの人間がいると思います。1つめは、「身のまわりの世界や、人との関わりに興味を示す」タイプの人。こういう人は、流れに身を任せるのがうまく、「みんなと一緒に行動する」ということもけっこう得意でしょう。欠点は、周りに流されやすいことかな。

2つめは、どちらかというと、「論理性や、知的な知識に興味を示す」タイプの人。こういう人は、「人まねではない、自分独自の考えをもつことができる」という点が優れていると思います。でも、人に合わせるのが苦手なので、周りから浮いてしまいがちかもしれません。

どちらのタイプが良い・悪いではなく、世の中が、どちらか一方の人間ばかりになったら、きっと大変なことになってしまうでしょう。両方のタイプの人が、それぞれの良さを発揮しあえるようになると、うんと住みやすい社会になることでしょうね。

ただ、子どものうちは、前者のタイプの方が生きやすいことは確かでしょう。子どもは、周りの人との関わりの中で、いろいろな知識や技能を身につけていく必要があるからです。それに、前者のタイプの方が、子どもらしく可愛らしい面があり、そういう点からも、トクですよね。

理屈っぽい子どもは、人に対して自信がないところがあります。人との親密な関係に緊張してしまう、恥ずかしがり屋さん。「恥ずかしがっているのを知られることさえ、恥ずかしい」ので、そんな様子を見せない子もいます。プライドが高く、自分のナマの姿を見せるのは嫌なので、言葉によって、ガードするようなところがあるのです。言葉によるコミュニケーションは、お互いの距離を縮める役割をしますが、逆に、言葉によって壁を作り、相手を近づけないようにすることもあるのです。

理屈っぽさに、理屈で対抗すると、母「そんな言い方をしていると、お友だちに嫌われるよ」、子「嫌われてもいいよ。一人で遊ぶから」、母「ひとりぼっちになっちゃうよ」、子「いいもん!」…といった堂々巡りになってしまい、かえって、言葉の壁が厚くなっていくかもしれません。

理屈っぽい言葉がたくさん出てくるときは、他の子なら、「ゴメンナサ〜イ!」とベソをかいたり、甘えたりするような場面ではないでしょうか。甘えるに甘えられないようなときに、理屈を並べると思うのです。だから、理屈をこねだしたら、「まあまあ、そんなにつっぱらなくていいから。それよりママが抱っこしてあげるよ」と、ベタベタで応戦してあげると、お子さんは痛いところをつかれるのでは。恥ずかしくって、キャ〜ッと逃げていくかも知れませんね。中には、怒り出す子もいますが。

実は私、子どもの頃、よく母親に、「おまえは、本当に、屁理屈が多いんだから!」と言われていました。そう言う母親に対し、「ヘリクツって、どんなクツ?!」なんて言い返していたことを覚えています。わ〜!困った子!もちろん、母は激怒していましたが。_(^^;)ゞ

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