「癒しの子育て」「親育ち」をアドバイス ぴっかりさんのすくすく道場

036.お友達の顔や手をひっかきます

美千代さんからの相談 1歳10ヶ月の男の子

1歳10ヶ月の男の子ですが、お友達の顔や手を理由もなくひっかいてしまいます。いろんなお友達と遊ばせてあげたいのですが、自分から向かって行っては、ひっかきまくっています。特に、女の子に近づいていく時にはハラハラものです。びっくりさせたり、泣かせてしまったりして本当に困りものです。

できるだけ自由に遊ばせてあげたいので、「ダメダメ」とは言いたくないのですが、ひっかくのだけはやはり「ダメ!」と言って手を握りに行きます。いくら言って聞かせても、軽く手をたたいてもわかっていないようです。他のお母さん方も、うちの息子が近寄ってくる事に敏感になっていらっしゃるようです。

どういうふうにしていけばいいでしょうか?

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ぴっかりさんからのアドバイス

これぐらいの年齢の子どもだと、まだ、友だちとの遊び方も未熟なので、つい手を出してしまうこともあるでしょうね。でもご相談の例では、「つい」という範囲を超えてしまっているようです。これではママも頭が痛いことでしょう。

ただ、一見「理由がない」と思われるような困った行動の裏にも、その子なりの切実な気持ちが隠れているもの。このお子さんの場合、どんな気持ちがあるのでしょうか。

「友だちにちょっかいを出して困る」というタイプの子どもは、ふつうに考えると、やんちゃな子ども・気の強い子どもと思われます。でも、最近増えている、「言い聞かせてもダメ」「叱ってもダメ」という感じの子どもは、まったく逆のタイプ。もともとは神経質で臆病な子ども、どちらかというと甘えベタな子どもが多いのです。

人とのつきあい方がまだ未熟なこの年齢では、友だちに近づくというのは、とても緊張すること。臆病な子どもは、ママに不安を訴えることで、少しずつ安心感が育っていきます。ところが、本当は人一倍緊張するくせに、「だいじょうぶ!ママの助けは借りないもん!」と、無理に一人で頑張ろうとする子どもは、特攻隊のように友だちのところへ突っ込んでいきます。そして、「やっつけられる前に、やっつけちゃえ」という感じの行動に出てしまったりするのです。

このママの場合、『「ダメ!」と言って手を握りに行きます。』と対処しておられるようですが、とても良い対応の仕方ですね。言葉で言っただけでは、なかなか止まらない場合は、ママが代わりに止めてあげる必要があるのです。そうすると、かんしゃくを起こしたり、泣き叫んだりしますが、それはママのところで不安を発散している過程。ですから、手を持ったまま、落ち着くまでつきあってあげるとよいでしょう。

こういうつきあい方をしていると、ベソかきやダダこねが多くなったり、ママに甘えることが増えてきたりするはずです。でもそれは、ママに付き合ってもらって不安を発散している行為ですから、お子さんの気持ちは落ち着く方向に向かうことでしょう。それと同時に、友だちをひっかくこともぐんと減ってくるはずです。

また、こういう対応をしていると、今まで平気だったのに友だちと遊ぶのを嫌がり、ママと遊びたがるようになることもあります。でもそれは、無理をしなくなり、「まずママとの遊びの中で、人とのつきあい方を再学習していこう」という気持ちが出てきた証拠。安心してつきあってあげて下さいね。

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