「癒しの子育て」「親育ち」をアドバイス ぴっかりさんのすくすく道場

234.友だちに受け入れてもらえないわが子に、どう声をかければいい?

ノリノリさんからの相談 6歳2カ月・女の子

今年私立の小学校に入学しました。娘は早生まれでちょっと要領が悪いところがありますが、素直で明るく頑張りやです。誰とでも分け隔てなく遊べる子で、学校で積極的にお友達を作ろうと話しかけるのですが、あまり受け入れてもらえません。
やっと輪になって遊べたと思えば、それが3人ということもあり外されてしまい、それ以上相手にされず遊び相手ができないようです。
「一人でいられるって結構強いことよ。」と慰めましたが、それで良かったのか、過大に学校生活を頑張らせているようで心が痛みました。
こういう時の親って、けっこう無力だと痛感しました。どう見守り、声をかけたら良いのかアドバイスを頂けるとありがたいです。

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ぴっかりさんからのアドバイス

まわりの子も余裕がない時期

私立の学校だと、近所の友だちなどの顔見知りがいなくて、最初はちょっときついですね。おまけに要領が悪いと、友だちができるまでに時間がかかるかもしれません。でも結局は、時間の問題だと思うのですが。
「素直で明るく頑張りや」という良さがお友だちに伝わっていくと、必ず仲間ができるはずです。そのことを信じて、親がジタバタせずどっしりと構えていてあげることも必要でしょう。
まわりの子も余裕がないので、自分のことで精一杯になってしまう時期。不安定さの表れとして、意地悪な行動も出やすくなっているのだと思います。だんだんリラックスしてくれば、友だちの気持ちを考えられるようになってくるのではないでしょうか。

子ども自身の力を信じて

仲間はずれが“いじめ”のようになって、お子さんの落ち込みがひどいようなら、担任の先生に相談してみることも必要でしょう。一年生ぐらいの子どもは良くも悪くも単純で、先生がちょっと話せばあっという間に仲良しになることがありますので。
ただ一方で小学生ともなると、子どもが自分自身の力で逆境を切り開いていくことも必要です。そのことを信じて「がんばれ! おまえならできる!」とバックアップしていくことも大切ですね。

プラス思考の持たせ方

「一人でいられるって結構強いことよ」という言葉は、わが子にプラス思考になってもらいたいという親心ですね。それで元気を取り戻してくれることもあるでしょう。ただ場合によっては、それが逆効果になってしまうこともあります。
「お母さんには、私のつらい気持ちをわかってもらえない」と感じていたとしたら、学校でも一人ぼっち、家でも一人ぼっち…みたいになってしまいますから。そんな時は“励まし”よりも“なぐさめ”が必要でしょう。
だとしたら、「いやだね」「さびしいね」と、お子さんの気持ちをそのまま受け止めてあげるといいですね。マイナス感情をそのまま認めると、まるでマイナス思考を助長してしまいそうと思うかもしれません。
でも、マイナス感情にまるごと共感してもらうと、不思議に心が落ち着いてくるのです。そして自然にプラス思考になれることがあるのです。なぐさめてお子さんが泣きそうになったら、抱きしめてあげてください。きっと涙は“乗り越える力”になるはずですよ。

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