「癒しの子育て」「親育ち」をアドバイス ぴっかりさんのすくすく道場

235.自閉症に近い症状が見られます。出産時のトラブルが問題でしょうか?

mameさんからの相談 3歳6カ月・男の子

出産の際に羊水を飲んでしまい、しばらくの間NGチューブを入れて入院していました。それからは問題なく元気で育っているのですが、最近自閉症のような症状があるようで心配です。
初めは人見知りがなく、他人が来ると大張りきり。落ち着きがなく、いつでも自分の興味のあることに突っ走っている姿を見て、元気があり余っているだけだと思っていました。
しかし最近は、叱ると大きな声をあげたり、話をそらして自分の世界に没頭します。運動障害や言語は問題ないのですが、未だにトイレができず、ご飯を自分から食べようとしません。関心がないようです。
会話はできるのですが、熱中していると全く聞こえていないようで、簡単な質問に答えられなかったり、指示してもそのように動けません。
人に物を投げつけて怒る姿を楽しんだり、自分自身に当てて自分を笑ったり、なんだか感覚がおかしいように感じます。
今春から保育園なのですが、おとなしく共同生活が送れているか心配です。やはりこれは自閉症なのでしょうか?

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ぴっかりさんからのアドバイス

発達障害に見える行動

私は判定の専門家ではありませんから、「自閉症か否か?」というご質問には残念ながらお答えできません。ただ、出産時のトラブルや生まれた直後に過酷な環境を体験したお子さんの場合、後々になって発達障害によく似た行動・様子がでてくるケースがあることは知っておいていただきたいと思います。
発達障害の場合は、「脳になんらかの異常があることが原因」と言われています。しかしご相談のようなケースでは、「トラブルや入院時のストレスを抱え込み、引きずってしまっている」という心理的な要素が原因になっていることが多いのです。

緊張や不安が強い

人見知りがないように見えても、実は緊張や不安があるのだと思います。「他人が来ると大張りきり」「落ち着きがない」「いつでも自分の興味のあることに突っ走っていく」というのは、本当は緊張があるのに、無理に一人で紛らわそうとする子どもに現れやすい行動ですから。
ふつう緊張が強い子どもは、不安を感じたら泣いたり甘えたりしてママに助けを求めます。そんなふうにストレスを吐き出せる子は、年齢と共に落ち着いていきます。しかし泣き下手・甘え下手の子は、平気な顔をして突っ張ってしまうのです。
「叱ると大きな声をあげる」のは、素直にゴメンナサイとベソをかくことができないから。トイレトレーニングが進まない、食が進まないというのも、ゆるむことが苦手な甘え下手さんによくある特徴です。
一人で無理にがんばるクセがあると自己表現が不要になるので、人とのコミュニケーションも遅れがちになってしまいます。
「人に物を投げつけて怒る姿を楽しんだり」というのは、コミュニケーションがうまくいかないのでヤケになっているのでしょう。「自分自身に当てて自分を笑ったり」というのは、情けない自分に対する悲しみの表れなのだと思います。

一人でがんばらなくて、いいよ!

羊水を飲んでしまうという恐怖の感情は、ママのところで泣いたり甘えたりすることで癒されていきます。でも保育器の中ではママに泣き声は届かないので、しかたなく「助けを求めずに、一人でがんばる」という選択をしたのでしょう。
「赤ちゃんの時は、怖くても寂しくても一人でがんばったんだね」「もう一人にならなくていいんだよ」と抱きしめてあげてください。お子さんが遠慮をして一人になろうとしても、離さないでください。そして生活全般に甘え上手・泣き上手になっていけば、必ず行動は落ち着いていくはずですよ。

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