「癒しの子育て」「親育ち」をアドバイス ぴっかりさんのすくすく道場

236.一人遊びをしてくれないので、ずっと相手をしなくてはなりません。

KATOさんからの相談 2歳6カ月・女の子

娘が1人でほとんど遊んでくれません。
常に私に、「あれやって!」「これやって!」と言うので、ずっと相手をしています。もう十分かなと思い、ご飯作り始めようとすると、ママ抱っこと言ったり、泣いたり…。疲れてイライラしてしまい、「もう!1人で遊んでよ」と言ってしまいます。お友だちの同じ歳の子は、「1人でパズルで遊ぶから楽だよ」とか、「DVDが大好きだから、見せておけばおとなしいよ」とか。
まわりのお友だちは、私がたくさん遊んであげて面白いからだよと言ってくれるのですが、遊ばないと泣くから、遊んであげてる感じです。娘はお友達と遊ぶことも大好きなので、よく遊ばせてはいます。私が真剣に遊んであげないから、子供も満足しなくて、「もっと遊んで!」となるのではとも言われますが、本気で遊んであげています。幼稚園に入るまでの辛抱でしょうか?

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ぴっかりさんからのアドバイス

親子遊びは大切だけど…

親子遊びは子どもの成長にとって大きな意味があります。ママとのやりとりの中で、コミュニケーション能力が伸びたり、ストレスが発散できたりするからです。ですからこの時期は、逆に一人遊びが上手すぎる子の方がちょっと心配ですね。
でも家事をしている間とか、少しは一人遊びをしてもらいもの。親子遊び・友だち遊び・一人遊びのバランスがとれていると、付きあっていても楽なのですが…。“かまって!症候群”になってしまうのは、いったい何が原因なのでしょうか?
なかなか一人遊びができない原因は、お子さんの個性によることがあります。神経質で不安や緊張が強いタイプのお子さんは、小さいうちはママにいっぱいかまってもらう必要があるからです。

泣きながら、我慢してもらう

ママが真剣に遊んでいないと満足度が低くなり、「もっと遊んで!」になりやすくなるかもしれません。逆にママとの遊びが面白すぎて、終わりにするのが寂しくなってしまうこともあります。この場合は後者の方みたいですね。
ただどんなに面白くても、ママにも都合があるので、多少の我慢はしてもらわなくてはなりません。ところが小さな子どもは、まだ気持ちの自己コントロール力が弱いので、気持ちの切り替えが苦手です。
そこで子どもは、遊びを終わりにしなければならない寂しさや不満を、“泣く”“ダダをこねる”という形で発散します。気持ちを吐き出すことによってリセットしようとするのです。ですから「泣かずに我慢させる」ではなく、「泣きながら我慢してもらう」という方が、気持ちの切り替えは早くなっていくはずです。

次々に指図するタイプの子

「子どもの気持ちをママが受け止める」ということは大切ですが、「ママの気持ちを子どもが受け止める」ということも大切ですね。そういう意味からすると、後者が苦手なお子さんなのかもしれません。
遊びの中でいつも指図ばかりして、ママの提案はちっとも聞いてくれない…ということもその表れかも。だとすると、ママが必死で相手をしてあげることで、ますます聞き分けが悪くなってしまう可能性もありそうです。
お子さんが多少機嫌を損ねたとしても、「ママだって言いたいことは言わせてもらう」的な接し方のほうが、親子の間の風通しがよくなるかもしれません。“子どもの気持ちを受け止める育児”と、“子どもの顔色をうかがう育児”は違いますから。

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