「癒しの子育て」「親育ち」をアドバイス ぴっかりさんのすくすく道場

041.どこにいても「おっぱい」「おっぱい」

moemamaさんからの相談 1歳7ヶ月の女の子

1歳7ヶ月の娘と夫の3人家族です。娘は生まれてすぐからおっぱい大好きっ子でした。 10ヶ月くらいからは、「ぱいぱい」と言いながら、私の服をめくりあげて飲み、それは今もずっと続いています。

外に出ても、ベビーカーの中でも、どこにいても「おっぱい」「おっぱい」で、1日に数え切れない回数あげています。最近、断乳とまでいかなくても、さすがにそろそろ回数を減らすか、せめて寝かしつけの時だけにしたいと切実に思うのですが、とても無理そうで困っています。

この月齢で、好きなだけ飲ませ続けていいものか、無理やりでも止めさせるようにした方がいいのか(娘の精神面の問題で)悩んでいます。よろしくお願いします。

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ぴっかりさんからのアドバイス

断乳の時期や方法については、いろいろな考え方があります。昔は、「1歳前後には、断乳するべきである」という意見がほとんどでした。でも最近では、「子どもがおっぱいを欲しがるうちは、無理に断乳しない方がよい。そのうち自然に要求しなくなる」という意見も多くなりました。

どちらの道を選択するかは、それぞれの家庭の考え方で判断して良いのではないでしょうか。ただ、ご相談のケースでは、お母さんがちょっと参ってきているみたいですね。だとしたら、そろそろ断乳に取り組んでみても良いでしょう。

子どもの気持ちだけを考えたら、欲しがる間はあげ続ける方がよいのかもしれません。でも、お母さんの気持ちも大切。「子どもにつらい思いをさせてはいけない」と、お母さんだけが頑張りすぎる必要はないのです。子育てって、持ちつ持たれつですから、場合によっては、子どもに我慢してもらってもいいのです。

その時のコツは、4つほどあります。ひとつめは、子どもに事情を説明してあげること。「本当は、いつまでもあげたいけど、ママがちょっと疲れてきちゃったから、がんばって、おっぱいバイバイしようね」と、お母さんの切実な気持ちを伝えれば、子どもはちゃんと分かってくれるものです。

ふたつめは、「おっぱいとのバイバイ、がんばるゾ!」と子どもが決意したとしても、ついおっぱいに手が伸びてしまうこともあります。そういう時は、お母さんが手で止めてあげ、決意が実行に移せるように手伝ってあげてくださいね。

みっつめは、子どものグチを聞いてあげること。決意はしても、「やっぱり、おっぱい欲しいよう!」「おっぱいがないのは、寂しいよう!」と子どもは泣いて訴えたりします。そういう時、「ちゃんと約束したのに!」と怒らないで下さいね。「頑張るけど、グチは聞いてね」というのが、子どもの気持ちですから。

子どもは、断乳を迫ったお母さんを責めているわけではないのです。だから、「おっぱい欲しくなっちゃったねえ」「寂しいねえ」と共感してあげればいいのです。ひとしきり大泣き・大暴れが続いても、その後は、なぜかさっぱりとした顔に。お母さんにグチを聞いてもらい、気持ちがスッキリするからですね。

よっつめは、“ママとのふれあい”が足りないと、その代用品として、おっぱいへのこだわりが強くなるもの。じゃれあい遊びなどで、ワ〜ワ〜、キャッキャと盛り上がる時間があれば、おっぱい離れも進みやすくなりますよ。

こんなふうに進めていけば、精神面で問題が出ることは、まずありません。ぼちぼちでいいですから、チャレンジしてみて下さいね。

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