「癒しの子育て」「親育ち」をアドバイス ぴっかりさんのすくすく道場

057.登園時、泣いて離れません

mipoりんママさんからの相談 4歳2ヶ月の女の子

こんばんは。我が家の4歳になる1人娘のことでご相談です。私も仕事してるので、保育園に預けています。朝は人より少し早い8時頃に預けていますが、先生に「お願いしまーす」と、預けて行こうとする時、「嫌だーママがいいー」と泣いて離れません。

他の小さい子でも、おりこうさんに行ってるのに、なぜうちの子は、こうなのでしょうか?離れたあとはすぐ泣きやむみたいですが、やっぱり泣かれるとつらいです。愛情が足りないのでしょうか?それとも、1人っ子なので甘えているのでしょうか・・・。

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ぴっかりさんからのアドバイス

安心して下さい。愛情が足りないのでも、甘え過ぎなのでもありません。逆に、愛情いっぱいに育って“甘え上手”だから、こんなふうになるのですよ。

小さい子どもは、個性がむき出しのようなところがあります。だから個人差が大きいのです。ママとのバイバイも、平気な子は平気ですが、繊細な子どもは不安な気持ちが強くなります。それは育て方のせいというより、生まれつきの個性によるものが大きいのです。

ママがお仕事に行くので、保育園に行かなければならない…ということは、頭では理解できているはず。でも、大きな不安や寂しさは、自分だけではなかなか解消できないのです。そんなとき子どもは、ママのところで泣くのです。

“泣く”という行為は、子どもにとって、“心の癒し”のための自然なメカニズム。泣いて、マイナス感情を吐き出すことによって、気持ちが切り替えられるのです。

逆に、本当は不安や寂しさをいっぱい抱えているのに、平気なフリをして、泣かずにガマンしてしまう子どもの場合、いろいろ心配な様子や行動が現れることがあります。

お友だちへの乱暴が止まらない、指しゃぶりがひどい、物を口に入れる、かんしゃくやわがままがひどい、一人遊びばかりしている…といったケースで、原因を探ってみると、“ママとのバイバイのつらさを、無理にガマンしている” ことと関係があることがあるのです。

とはいえ、ママとしては、「寂しい思いをさせてしまっている」という申し訳なさがあるので、泣かれるとつらくなるのでしょうね。でも子どもは、ママのことを責めているのではなく、「私も頑張りたいから、寂しい気持ちを慰めてね」と言いたいのです。

だから、「ママとのバイバイは寂しいねえ。ママも寂しいよ。なるべく早く迎えにくるからね」「寂しいときは、いっぱい泣いていいんだよ。そうしたら、すっきりするからね」と、抱きしめて慰めてあげればいいだけなのです。

「心ゆくまで泣いていいよ」と慰めてもらうと、子どもは嬉しくなり、かえって泣き声が大きくなったりします。でもそのぶん、スッキリ度も大きくなるはずですよ。もし時間的に余裕があれば、お子さんが十分泣ききるまで、つきあってあげるとよいでしょう。でも、朝の忙しい時間、そこまではなかなかできないかもしれませんね。そんなときは、先生に任せてよいのです。子育てって、みんなでやっていくものですから。

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