「癒しの子育て」「親育ち」をアドバイス ぴっかりさんのすくすく道場

087.「うんこ」「おしっこ」などという言葉を好んで使います

ややままんさんからの相談 3歳6ヶ月の男の子

幼稚園へ通い始めた息子は、最近「うんこ」「おしっこ」「おちんちん」と汚い言葉を好んで使います。幼稚園での歌の時間にも「うんこうんこうんこっこ」とふざけて歌うそうです。騒ぐとよけい言うだろうと思い、できるだけ冷静にやめるように言います。それでも続けるときには無視することにしていますが、やめようとしません。
時には「汚いものを見るような、嫌悪感いっぱいの目」で息子の顔を見てしまったりします。できるだけ早くやめさせたいのですが、よい方法はありませんか?

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ぴっかりさんからのアドバイス

下ネタを連発したがる時期

中高校生が親によく言う言葉は、「メシ」「カネ」「ウルセー」の3つだという話を聞いたことがあります。それに比べれば、「うんこ」「おしっこ」「おちんちん」なんて、まだまだかわいいものですね。

これぐらいの年齢で、下ネタを連発する子供はけっこういて、ふつうは半年もすれば、 “マイブーム”は去っていくもの。親としては気になりますが、あまり目くじらを立てる必要もないのではないでしょうか。それに3、4歳という反抗期の時期に、下ネタを連発する子供が多いのには、わけがあるようです。

大人をギャフンと言わせたい

反抗期の子どもがナマイキなことを言うのは、親から一歩離れて自立の道を歩み始めようとする行為。と同時に、他者に対して自分の存在をアピールする力を蓄え、友だち集団へ参加していくための準備をする行為でもあります。

もっとも、“リクツ”という土俵の上では、大人にかなうはずはありません。ですから子どもは、メチャクチャな言い分でごり押ししようとするのです。幼い知恵を一生懸命絞った苦肉の策が、子どものダダこねなのでしょう。

大人がなかなか対抗できなくて、タジタジになってしまう言葉。それこそが下ネタなのではないでしょうか。大人の慌てる顔を見て、「やった!勝った!」と子どもは嬉しくなるのでしょう。

ですから大人が困ると、子どもの思うつぼ。でもだからといって、いつも平気な顔で受け流してしまっては、ちょっと子どもがかわいそうかな。たまにはギャフンと言ってあげて、子どもに勝利の快感を味わわせてあげてもよいのではないでしょうか。

ざっくばらんな自己表現の快感

おふざけが過ぎる子どもは、一見、緊張感が足りないように思えます。しかしそういうタイプの子どもは、わりと甘え下手。そんな子どもが体の緊張状態を解消しようとするとき、気持ちが発散できるような行動を取るのです。

ギャーギャー大騒ぎしたり、冗談を言ってゲラゲラ笑ったり。そんな行動によって体の緊張をゆるめ、ストレス状態を乗り越えようとするのです。入園したてのこのお子さんの場合も、下ネタの連発によって、必死で新しい環境に適応しようとしているのかもしれませんね。

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