「癒しの子育て」「親育ち」をアドバイス ぴっかりさんのすくすく道場

133.「おっぱい」「おちんちん」にこだわります

ケイさんからの相談 7歳7ヶ月の男の子

小学1年生の男の子です。1年程前から「おっぱい」と「おちんちん」に強い興味を示すようになり、家では頻繁にその言葉を口に出します。母親におちんちんを擦り付けて「気持ち良い」と叫んだりもします。学校では恥ずかしいので言わないようですし、「先生(女性)に言いつける」と言うと「絶対にダメ」と言うので、いけないこととはわかっているようです。力ずくでやめさせるのは好ましくないと思うのですが、どうすればやめるでしょうか?

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ぴっかりさんからのアドバイス

期待と不安が入り交じる時期

幼稚園の年長さんから小学生になる時期は、大きく環境が変わる節目です。「もう赤ちゃんじゃないんだから」「お兄さんらしく行動してよ」と周囲から期待されることにより、ぐんと自信が出てくる子もいるでしょう。

しかし一方で、繊細な子や緊張しやすい子などは「ちゃんとできるだろうか」という不安を持ちやすい時期です。そういうタイプの子どもは、一時的にダダこねがひどくなったり、甘えんぼさんになったりということがあります。

こういった行動は「心の緊張をやわらげよう」とする自然なメカニズムで、少し大目に見てあげた方が不安が解消しやすく、「家で甘えさせてもらった分、学校でがんばれる」という良いリズムができていくはずです。

ストレートなダダこねを手伝ってあげる

「おっぱい」「おちんちん」へのこだわりは「自己主張をして、親を慌てさせる」という意味で、ダダこねの変形と言えそうですね。ですから、もっとストレートな形でダダがこねられるようになると収まっていくはずです。

そのためには親も無理に我慢せず、「そんなこと言うな!」とストレートに気持ちをぶつけてみてはどうでしょうか。オチンチンを擦り付けたり、妙な手つきでオッパイを触ってきたりしたら、実力で手や体を制止するのです。

小学生のストレス解消

ケンカを買ってもらった(?)子どもは嬉しくなり、悪口を言ったり、放せ!と暴れたりして、親子バトルになるかもしれません。でも、それでよいのです。こんなストレートなダダこねができる子の方が、ストレスの解消も上手なはずですから。

そのうちに泣き出して「抱っこ!」と言ってきたら、しっかりと抱きしめ、ヨシヨシしてあげてください。赤ちゃんみたいに抱っこしてもらいたいのに、照れくさくて言えないでいると、まるでストーカーのような行動になってしまうことがあるのです。

小学生でも、“抱っこ”は変なことではありません。抱っこによって隠れた不安や緊張がやわらぎ、かえって「お兄さん(お姉さん)として頑張るぞ!」という気持ちが出てきやすくなります。

抱っこをしてあげた時、またもぞもぞと不審な手の動きが出てきたら、「やっぱり照れくさい」という遠慮が出てきたしるし。そうしたらまた手を制して、再度バトルで発散させてあげてくださいね。

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